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「それぞれの特性を社会のために役立てる方法はもっと多様にある」 今日のゆりりん2021.3.5

「それぞれの特性を社会のために役立てる方法はもっと多様にある」
今日のゆりりん2021.3.5

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
1, レイチェル・ブライアン作、中井はるの訳「子どもを守る言葉『同意』って何?YES、NOは自分が決める!」集英社 2020
2, 貴戸理恵著「視座 『適応指導』は時代遅れ」2021年2月28日付中日新聞朝刊
<引用:気になったキーワード>
1,「相手に聞けばいい。」
2,「グローバル化と価値の多様化が進み、異なる存在との共生が鍵となる現代では、『適応指導』という言葉はあまりにもふさわしくない。」
<読んで考えたゆりりんコメント>
令和3年3月1日より
一般企業の障害者法定雇用率が2.3%へ上がった。
特に精神障害者雇用促進を進めるとのこと。
その一方で、障害者雇用者の解雇も増加している
歪んだ雇用情勢。
障害者雇用促進でモヤモヤするのは、
「週20時間以上」という型ありき
ということ。
しかも暗黙で「男性の障害者」。
違和感と拒絶しかない。
それぞれの特性を障害とせず、
社会のために役立てる方法は
もっと多様にあってもいいのではないか。
そもそも政府の勧める働き方改革の究極は、
「仕事の成果を出せば、
いつどこで仕事をしてもいい。」
というものではなかったのか。
その一方で、主婦をターゲットとした求人は、
週20時間未満のものが多い。
個人差の前に立ちはだかる制度や慣習の壁。

「相手に聞けばいい。」だけだ。
36協定届も
一年単位の変形労働時間制の届も
労使協定締結労働者が民主的な方法で選出されたのか
というチェックリスト項目が新様式でできた。
デンマークで民主的というと
話し合うこととのことだった。
日本で話し合うというと、
力の強いものや声の大きい人の意見が通り、
それに迎合する大多数の人によって、
少数派の反対意見は、消されていく。
「人望のあるひとが、個人的にそれぞれの意見を聞き、
最終的には、全体にとって、将来にとってもいい方法を
選んできた。」
と、デンマーク クリスチャニアの案内人は教えてくれた。
多くの場合で少数派であった私にとって
肯定できる力強さを得た。

(特定社会保険労務士 西垣裕里自己紹介)
私は、
労務管理は、
家屋で言うと
基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理は、
危機対応力にもなります。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応が早いです。
私は、
社会保険労務士だけでは
収まらないかもしれませんが、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
ジェンダー不平等を嘆くより、
ジェンダー平等となった職場・家庭・社会を
発信していきます。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
それにより、
全体の生産性は向上し、
優秀な人材も確保できます。
特に頑張っている女性たちに
フォーカスすることによって
働きがいの満足度を上げます。
それは、なによりも
事業理念の実現のためです。
そして、
「自ら生きて、他を活かす」
女性たちひとたちをひとりでも増やしたいからです。

そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。

社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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