「企業と人権を考え直す機会に」 今日のゆりりん2021.2.25
「企業と人権を考え直す機会に」
今日のゆりりん2021.2.25
(写真)うちの畑の黒キャベツを入れてふわふわケーキを焼きました。
コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。
今日は、
「ビジネスと人権 ESGと人権デューデリジェンスが変える世界」
講師:氏家啓一(グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン)、上田泰三(ミキハウス)
2021年2月24日ウェビナー
東京都人権啓発センター主催
<引用・気になったキーワードなど>
人権デューデリジェンス=人権リストに対する内部統制
<視聴して考えたゆりりんコメント>
外国人技能実習生に対する
日本企業からの差別はもちろんのこと、
今回はあえて日本人労働者、
特に、女性労働者の人権問題について考えたい。
その中には、
正規職、非正規職、障碍者、若者、外国人と
それぞれの立場で人権侵害は起きているが、
その共通点において連帯もできず、
孤立しているからである。
まず、
課題およびリスクとしては、
・年次有給休暇(休日・休暇・休憩)
・働きがい
・低賃金
・定額働かせ放題(未払い)
・ハラスメント
・労災事故
・単純作業
・雇い止め
・解雇 など
それらを解決せず放置すると、
人材流出や生産性ダウンによる自社へのダメージのみならず、
労働基準監督署からの是正勧告等や労使紛争につながり、
社会的信頼度が下がります。
その解決策として、
・労働時間管理
・労務管理(入退社手続き、各種保険手続き、各種変更手続き等)
・処遇改善加算(介護報酬の上乗せ)
・同一労働同一賃金
・業務改善
・IT活用
・テレワーク
・キャリアアップ
・人事評価
・教育
・メンタルヘルス対策
・健康経営
・男性育休 など
があります。
現在のコロナ危機は、
(危機=今までのやり方では上手くいきませんというサイン)
企業と人権を考え直すいい機会であると考えています。
「お給料払っているから(貰えているのだから)それでいい。」
本当ですか?
(特定社会保険労務士 西垣裕里自己紹介)
私は、
労務管理は、
家屋で言うと
基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理は、
危機対応力にもなります。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応が早いです。
私は、
社会保険労務士だけでは
収まらないかもしれませんが、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
目指しています。
ジェンダー不平等を嘆くより、
ジェンダー平等となった職場・家庭・社会を
発信していきます。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
それにより、
全体の生産性は向上し、
優秀な人材も確保できます。
特に頑張っている女性たちに
フォーカスすることによって
働きがいの満足度を上げます。
それは、なによりも
事業理念の実現のためです。
そして、
「自ら生きて、他を活かす」
女性たちひとたちをひとりでも増やしたいからです。
そして、
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事も。
性差ではなく個人差。
出来る人は女性でも評価をし、
出来ない人は男性でも評価しない。
当たり前のことを当たり前に。
職場は仕事をする場であって、
いるだけで評価される場ではありません。
いるだけで評価される場は、家庭です。
家庭の機能不全が起きている問題もありますが。
社会保険労務士も
AIが進むと仕事がなくなると言われていますが、
現在、書類作成業務に追われて
職場のジェンダー平等を実現することにまで
踏み込めていないのが実情です。
職場のジェンダー平等を実現は、
基本的なことができていてはじめてできることです。
ですから、
AIが進むことは私も賛成です。
喫緊の課題は、
労働力人口が減少するなかで、
如何に優秀な人材を確保するかです。
今まで通りの方法ではなく、
公正に人事評価をすることが
求められています。
残業はせず、
年次有給休暇は完全消化し、
なおかつ仕事の成果を挙げる。
こういう人が評価されるべきでは
ないでしょうか。
定時に退社できて、
パートタイマーでも
責任ある仕事を任せてもらえて、
(責任の押し付けではなく)
同一労働同一賃金で
ジェンダー平等であったら、
どんなに働きがいがあるでしょうか。
コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
同一労働同一賃金、
人事評価制度、賃金規程とともに
見直しませんか?
ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里
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