![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/107129545/rectangle_large_type_2_305195c93d2fc98fed010061841b382d.jpeg?width=1200)
<年次有給休暇Q&A>取得することはワガママなの?
(写真)うちのアップルミント。丈夫で元気です。
<年次有給休暇Q&A>
Q 年次有給休暇が入社とともに付与されましたが、
新入社員が、取得することはワガママなの?
A
年次有給休暇100%取得を目指します、
(って、そんなに無理なことでもないのですが。)
働き方改革のゆりりんです。
私は、働くことの反対が遊ぶことと考えており、
遊ぶことで、発想力や企画力を高め、
仕事に活きると考えています。
ですから、
年次有給休暇をしっかり取得して、
しっかり遊んで、それを仕事に活かせばいいのにと
もったいなく感じています。
さて、
以前、私が、労働基準監督署で受けた相談内容のトップ3は、
1「解雇含む退職に関すること。」
2「年次有給休暇に関すること。」
3「労働条件が書面と実際が異なる。(当初の約束と異なる。)」
こんな感じでした、毎日毎日。
今回は、2番です。
まず、
年次有給休暇の根拠は、
労働基準法第39条です。
ですから、
年次有給休暇を取得すること自体は、
ワガママではありません。
ですが、
どんな権利も乱用は禁物です。
あなたの職場の状況を確認しつつ、
直属の上司と相談しつつ、
他の社員と調整しつつ、
取得してください。
それを前提に
お話します。
まず、
年次有給休暇の法的性質は3つありますが、
判例は「二分説」の立場をとっています。
つまり、
「年休権利は、労働者が法定の要件を満たすことによって当然発生するが、労働者はこれとは別に年休の時季を特定する権利をもつという考え方」
(引用1)
のことです。
恐らく、ご相談者の方は、
年次有給休暇を取得したくても
できない他の社員から、
「ワガママだ。」と言われたのでしょう。
そして、
きっとそれを気にしているのでしょう。
「空気を読んでも従わない」とすれば、
お問い合わせいただきませんよ。
そうそう、
休み下手なひとがいます。
怠け者ばかりでもないのです。
遊び下手もいます。
真面目なひともいるのです。
くそ真面目ともいいますが。
にもかかわらず、
休めるひとや遊べるひとが
羨ましいとも思っているから
厄介です。
あと、
権利主張=ワガママ
と解釈するひともいます。
だから、
当然与えられるのであれば、
「言わなくても察してほしい。」
ということになるのでしょう。
確かに、
2019年4月から
年次有給休暇年5日取得義務化が
始まりました。
にもかかわらず、
年次有給休暇取得率は、
58.3%です。
(2022年調査:独立行政法人労働政策研究・研修機構)
6割に達しません。
この年次有給休暇年5日取得義務化は、
正社員に限りません。
非正規雇用者であっても、
年10日以上年次有給休暇が付与されるひとは、
この年5日取得義務化の対象者です、
あまり認識されておりませんが。
非正規雇用者や
障害者雇用者が、
次の契約更新があるかを恐れて、
自主的に取得しないというケースもあり、
事業者もそれに甘えていることもあります。
どうすれば、
年次有給休暇を100%取得できるか。
そもそも、事業所内で話し合ったことは、
ありますか?
そこまで難しいことでもないのですが、
各企業でベストな方法を探ること、
これが一番の方法です。
<まとめ>
年次有給休暇を取得して、
たくさん遊んで、
たくさん仕事にフィードバック
しましょう。
遊び方が分からない?
ラフターヨガをお勧めします。
また、自然に触れることも
お勧めです。
<引用>1. ワークルール検定第5版中級テキスト
<お知らせ1>
年次有給休暇取得100%を
目指しませんか?
1年計画で、ご相談承ります。
<お知らせ2>
ラフターヨガのオンラインセミナーを
企画しています。
ご期待ください。
<お知らせ3>
労働保険年度更新
お忘れなく。
7/10期日です。