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「所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を」 今日のゆりりん2020.12.08

「所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を」
今日のゆりりん2020.12.08

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
「コロナ危機 女性にいま何が」
NHKスペシャル 2020年12月5日放送
<引用:気になったキーワードなど> 
・シングルマザーのみならず、世帯収入の中で女性の稼ぎは3割を占める中、女性の雇用が打撃を受けたことで中間層全体がきしみはじめている。
<視聴して考えたゆりりんコメント>
あえて、
女性の働く環境の
根本原因について考えたいと思う。
まず、
そもそも危機とは、
「このまま進んではいけないよ。」
と教えてくれているサイン
であるということ。
それは何かというと、
残業できる男性(女性もいるが少数)と
その補助者の女性(男性もいるが少数)という
組み合わせで働く環境が
成り立っているということ。
これは、
そっくりそのまま家庭に当てはまる。
主な収入を稼ぐ夫と
副収入として家計を支える妻。
お互いが、
「(不満なら)代わって。」
と言い合う。
放送のなかでもそうだった。
幸せになるために
生きているのではないのか。
お互いが不満を持ち、
代わって欲しいと思っている働き方は、
本当に私たちが望んだことなのか?
女性も男性も仕事も家事もするには、
所定労働時間に仕事が終わる
働き方の改革が必要。
変形労働時間制や
フレックス制もある。
あとは、
その気になるかどうか。
解決策は出尽くしている。
「人材確保」のために切羽詰まって
取り組んでいる企業もすでにある。
切実な動機がいるのかもしれない。
最後に、
本当に必要な人に政府のコロナ対策としての
大盤振る舞い給付が届いていない
切実な問題について。
小学校休業等対応助成金にしても、
雇用調整助成金にしても
「会社の方針で申請しない。」
としても、
それで労働者に
不利益が生じているのであれば、
制度の趣旨目的から外れる。
緊急小口資金貸付制度にしても、
コロナによって内定が取り消されなかったら
当然あったはずの収入がなくなったことも
収入減のはずでは?
恐らく、
想定外であっただけであろう。
それならば、声を挙げよう。
雇用調整助成金を会社が申請しない場合は、
新型コロナウイルス対策支援金・給付金があるが、
小学校休業等対応助成金を申請しない場合が
ないのが納得できない。
「女性活躍といいつつ、活躍できない。」
放送の中でもあったが、
このコロナで、
今までオブラートにつつまれ
騙されていたことが
一気に露呈した。
コロナをチャンスに
働く意欲のある女性の活躍のために、
所定労働時間に仕事が終わる働き方の改革を
人事評価制度と賃金規程とともに
見直しませんか?
雇用調整助成金の申請の際も
勤怠記録とか給与明細書が
きちんとしていると
申請がスムーズです。
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。
このコロナ第3派を
何とか乗り切りたいものです。
雇用調整助成金を活用して
雇用維持努力をしても
優秀なひとは他者へ再就職するという
ジレンマもありますが、
これまで
雇用調整助成金を活用するまでもなかった事業者も
この第3派も大丈夫とは限りません。
コロナは災害。
企業は人なり。
活用できるものはしっかりと活用して
踏ん張りたいところです。
特例措置も来年2月末まで
延長になりました。

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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