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コピーライター流、Twitterにおけるキャプションの作り方

Twitterで毎日のように写真を載せてたところ、ぽつりぽつりとキャプション(画像に添えてる言葉)を褒めてもらえるようになってきました。




「どうやって作ってるか教えてほしい」と言ってもらえることも増えてきました。そんなわけで調子に乗りまして、私が実践しているキャプションの作り方を1つ、ご紹介します。

特別な才能があるわけでもないですし、言葉が0からポンッと浮かんでくるわけがありません。今日紹介したいのは、日々試行錯誤をくりかえす中で見つけた方法。


それは、 歌詞から"発想"する という考え方。


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よかったら、お手元に写真をご用意のうえ、ご一緒に。

まずは、カメラロールから載せたい写真を選びます。載せる写真が決まったら、その写真を眺めながらイメージに合いそうな曲や歌詞を探します。


使いたい歌詞が浮かびましたか?


今回は、汎用性の高そうな「lemon」のフレーズを例に進めます。

夢ならばどれほどよかったでしょう

これです。この1フレーズをヒントに進めます。


フレーズを決めたら、なるべく小さく分解します。

夢/ならば/どれほど/よかった/でしょう

分解すると、1つのフレーズがいくつかの要素で出来上がっていることに気づきますね。ここからは、いくつかの方法でオリジナルのキャプションに仕上げていきます。


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方法① 言い換え (難易度★☆☆)

歌詞の内容は変えず、言い方だけを換える方法です。先ほど分解した要素のうち、最初と最後の要素を、違う言葉に置き換えます。

例)ねぇ、夢だったらよかったのに 

「ねぇ」とか「もし」とか、言葉を付け加えたり、口調を変えたりするだけでも、雰囲気が大きく変わります。


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方法② 反対語 (難易度★☆☆)

歌詞の内容を、反対の意味をもつ言葉で表現してみます。

例)これが現実だなんて、嘘だと言ってよ

もともとある言葉を言い直すだけですが、案外オリジナルのフレーズができあがります。言葉遊びみたいで楽しい。


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方法③ キーワード抜き出し (難易度★★☆)

分解した要素の中から、キーになる言葉だけ取り出して、まったく別のキャプションに仕上げます。たとえば、「夢」というキーワードだけ拾って、こんなふうに。

例)まるで夢みたいな一瞬だった

こうなってくると、もう歌詞の面影はなくなってきます。ちょっと刹那的な感じとか、どこか寂しい雰囲気だけとどめつつ。


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方法④ 口調抜き出し (難易度★★☆)

曲の口調、いわゆるトーン&マナーの部分だけをマネします。今回でいうと、「〇〇ならば、××でしょう」という部分を踏襲。

例)あなたなら、泣かないでしょう?


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パターン⑤ 映像化 (難易度★★★)

歌詞の状況を頭の中で想像して映像化したうえで、まったく別の言葉で言い直す方法です。まず、「夢ならばどれほどよかったでしょう…」と言いそうな状況を想像する。たとえば「愛する人がいなくなってしまった」「取り返しのつかない失敗をした」など。仮に前者だとして、そのシチュエーションを、頭に思い浮かべます。あなたなら、どんなことを思いますか?

恋人が去った、ひとりぼっちの部屋。隣にいるはずの人がいない、という悲しい瞬間を言葉にするなら、たとえばこんな感じでしょうか。

例)「ここにあなたがいたらいいのに」
  「隣にいるのが、あなただったら」

「めちゃくちゃ悲しい」という感情の大きさにフォーカスするのもアリです。

例)「こんな日がくるなんて、知りたくなかった」
  「嘘みたいに悲しい気持ち」


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こんな感じです。1つのフレーズをもとに、新しいキャプションが8つ出来上がりました。


今回は歌詞を例にしましたが、好きなキャッチコピーや小説の一説なんかをもとにしてもいいと思います。

「いい感じ」の言葉を1から考え出そうと、ぜんぜん思い浮かばなかったり、考えてる途中で恥ずかしくなってきたりしますが、ゲーム感覚で考えると案外楽しかったりします。

・・・なんて言いつつ、いつも頭を悩ませながら投稿してるので、もしよかったらみなさんのキャプションの作り方も教えてください。

では、よきTwitterライフを!

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片渕 ゆり(ぽんず)
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