自分を騙して「なりたい自分」になる
1.役割を演じるうちに性格まで変わる
人は与えられた役割を演じているうちに、内面まで変化する。
心理学者・ジンバルドのスタンフォード監獄実験により、人の性格を帰ることができると証明された。
実験では模擬刑務所を作り、一般の人を囚人役と看守役にわけ、それぞれの役を演じてもらった。
実験がスタートすると看守役は傲慢になり、囚人たちは看守役に気に入られるために卑屈な行動をとったり、看守役に憎悪を抱くようになった。また、無気力になった者もいた。
人は嘘だとわかっていても、演じ続けることで性格や行動パターンを変えることができる。
2.自分を変えるためのヒント
ドラマで教師役に抜擢された俳優が撮影前に実際の教育実習を受けることがある。
メソッド演技とは、役者がより自然な形で演じるために、担当する役柄を徹底的にリサーチに、模擬的に追体験したり肉体改造したりして役作りしていく方法。
頭の中で考え出した虚構の人物とは一味違う、迫力のある人物の役作りができる。