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コロナ禍で休職してそのまま退職した話&外せないお金の話

2020年11月 思い切って会社を退職しました。

新卒入社だったためものすごくお世話になりましたし、いまでも社風やヒトが大好きです。入社前の「やっと研究室出られる〜涙」という感慨深さと、新しい環境へ移るワクワクした感覚は、いまだに思い出します。

それでも退職を決意したのは、休職期間に色々と考える時間ができたからでした。(もちろん、復帰して働く体力がなかったというのも大いにあります。笑)

こんなご時世のため全くおすすめはしないのですが、休職退職お金の話が何かの参考になりますと幸いですm(_ _)m

休職までの道のり

2020年1月。社内に新設された部署に異動した時期に遡ります。希望して配属させていただいたため、「絶対に貢献するんだ!」と意気込んでいました。

が。問題が発生します。詳細は伏せますが、配属後すぐに異常さを感じ取り、反発心と不信感が生じてしまいました。(恩知らずですね。笑)表面上は何も感じていないように取り繕っていましたが、自分の将来なりたくない像そのものでした。

しかし、その時はどうしても屈したくなかったため、友人や多部署の先輩に攻略法を相談し、どうにか乗り切ろうとしていました。

2020年2月。急性胃腸炎で1週間入院してしまいました。いま思うと、この時点で身体からはSOSが出ていたのですが、何事もなかったかのように復帰しました。

その後も約半年間、自分の体調と思考をだましながら勤務していましたが、最終的には一睡もできなくなり、身体も動かせなくなってしまいました。

2020年8月。社内の先輩方に泣きながら状況報告し、コンプライアンス委員会に密告し、精神科受診を経て休職となりました。

これは完全に私の弱さなのですが、周囲から【使えないヤツ認定】されるのが怖く、ボロボロになるまでアラートをあげられませんでした。(もしいま辛い状況の方がいらっしゃったら、いますぐ然るべき機関に報連相してくださいね!他人へ迷惑がかかってしまう等の心配事は一旦頭から出しましょう。生きることが最優先事項です><)

まさか自分が?!状態でしたが、人生そんなものですね。

退職までの道のり

2020年8月下旬。休職スタートしたての頃は、精神科で薬をいただき、今までの睡眠負債を取り戻すようにずっと寝て過ごしました。

2020年9月上旬。休職から1週間ほど経過した段階で、申し訳程度の家事や、彼任せにしていた引越し作業に取り掛かりました。

2020年9月下旬。1ヶ月ほど経過した頃は、実家の犬を愛でたり本を読んだり、好きなことを楽しめるようになっていきました。

2020年10月。更に1ヶ月ほど経過した段階では、徐々に自己肯定感を取り戻していました。療養と並行して他の会社を覗いたり、他職種の体験をしたりと、色々な方と関わりながらゆるゆる活動できるまでに回復しました。

活動する中で、客観的に自分のキャリアを考え直せたことは、とても大きな収穫でした。今までは漠然と「ソーシャルイノベーションしたい!」と思っていましたが、「メンタルヘルスケア×自立支援の仕組みを作る!」と、方向を明確にできました。

最終的にヒトのココロに寄り添う分野で独立を目指して準備することにしました。

そこで頼りになるのが各種手当金です。

今後とお金の話

私の場合は通院中のため、退職後も引き続き健康保険組合から傷病手当金をいただくことになりました。会社から搾取しているような気がして心が痛みますが、「社会人でよかった、、、」と恩恵を噛み締めています。

傷病手当金(健康保険):休職期間中に所属している健保から支給される手当です。精神科の医師に申請書を書いてもらうことで給料のおよそ2/3が支給され、多くの場合、退職後でも就職/開業/起業しない限りは貰い始めてから最長1年6ヶ月いただけます。

これと似た手当で、失業給付傷病手当(雇用保険)がありますが、その性質上、健保の傷病手当金と同時に受け取ることはできないようです。申請のタイミングによって享受できる内容が異なるため、一番損しない制度を選んでみてください。

個人的にLITALICOさんの記事が一番わかりやすかったため、以下にリンクつけておきます!

失業給付:雇用保険制度に基づいた手当です。働く意思があるけれども就業困難な場合にいただけます。健保から傷病手当金を受け取っている期間は、管轄のハローワークに申請することで受給期間を後ろ倒しすることもできます。

傷病手当(雇用保険):雇用保険制度に基づいた手当です。会社から離職票が届いたら1ヶ月以内に住所地管轄のハローワークへ手続きすることで給付されるようです。基本手当の受給可能期間は90日ですが、ハラスメントが原因での退職と認定された場合、特定受給資格者になり期間が延長できるかも。by社労士さん

また、精神科に通っている場合、市区町村所管の健康福祉センターへ相談すると、医療費が3割から1割負担になる制度を紹介してもらえるそうです。こちらは利用してみようと思います。

最後に

退職に向けて動く中で、ちょっと失敗したなと思った点を記載して〆たいと思います。

①休職したまま退職すると有給が全部消えてしまう。

⇒10日は残っていたため、もったいないことをしてしまいました。退職前提の休職をする場合はぜひ休職前に消化しましょう。

②給付額の1日の額面が限度額以上の場合、扶養に入れない。

⇒社会保険支払い免除の策が使えないため、手取りはかなり少なくなります。健保によって上限額が異なるため、被保険者の健保内容を確認してみてください。

上記2点、ぜひぜひお気をつけください。

以上、コロナ禍での退職経緯のお話でした。この結果が吉と出ても凶と出ても、清々しく生きられるような気がしています(o^^o)

最後までご覧いただきありがとうございました!

追記:お金に関する後日談

完全回復して医師にサインをもらい、傷病手当金(健康保険)を終了した後に、ハローワークへ失業給付を申請しに行きました。

結果としては、求職者給付と再就職手当を受給できました。

巷では「行政職員怖い」「説教された」といった声もありますが、多分そういったことをする職員は一部です。全然そんなことなく、むしろとても親切に色々知恵を授けてくれます。そのため、もし利用をためらっている方がいらっしゃったら、怖がらずに頼ってみてください!

もし行き詰まった時、じさつや怪しい組織を選ばず、国や福祉の制度を選ぶ方が増えますように。

ご参考になりましたら幸いです!

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佐藤ゆりな
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