迷惑はかけても大丈夫。大きく感謝して、いつか恩返しを。
皆さんは今までかけられた言葉で、強烈に印象づいているものはありますか?
本日は、今までで受けた衝撃No.1の言葉について書かせていただきます。✏️
『人様に迷惑をかけてはいけないよ』
日本にはいろいろな家庭がありますよね。
賑やかな家庭もあれば、のんびりした家庭もあったり、厳しさを通り越した毒親家庭もあったりと様々です。(こちらについても書きたいのですが、今回は割愛します。✂️)
ですが、子供への躾という観点で、どの家庭でも割と共通して教えている事柄があります。
それは、「人に迷惑をかけてはいけない」というものです。意味合いとしては、率先して人の役に立つことも加えられていると思います。
私自身それが当たり前と考えており、この思想が好きでした。
でも今は、ちょっと捉え方を間違っていたかもと感じています。
『迷惑をかけないようにがんばります!』
中学生になって初めて部活に入る時、何かを任された時、初めてのバイト出勤日、研究室配属日、、、場面を挙げるとキリがないくらい、随所でテンプレートのように使っていました。
それに対し、記憶に残っていませんが『いいね〜!頑張って!』というような言葉を返されていたと思います。
そのため、何ひとつ疑問を持つことはありませんでした。
もちろん新卒入社した会社でも例に漏れず、日報に『迷惑かけないように早く一人前になります!』といった内容を書いて送信しました。
この時はテンプレ化により、ほぼ思考停止で書いていた気がします。大袈裟にいえば、謙虚さを演出していた部分もあるかもしれません。
ですがしばらくして、とあるワーママ社員の方から返信されたテキストは、今までかけてもらっていた言葉とは違いました。
『迷惑をかけずにできる仕事はありません』
新鮮でした。『え、そうなの?』って。
続けて、『仕事は迷惑のかけ合いです。たくさん迷惑をかけて、たくさん成長してくださいね。』と返信していただきました。
電車に乗っているときにスマホで確認していたため堪えましたが、心の中で感動の嵐だったことを覚えています。
この言葉の意図する内容は、ヘンに自分の首を締めずに、のびのび働いて、お客様に貢献してねということと受け取っています。
当時は行き帰りの通勤で精一杯だったというのが正直なところなので、優しさが心に染み渡りました。
それによくよく考えてみれば、新人のフォローなんて、よほど致命的なミスでない限りは『ごめんなさい』より『ありがとうございます!』と返されたほうが嬉しいですよね。
いつまでも背負い続ける後輩よりも、感謝して切り替える後輩のほうが、なんとなく応援したくなる気もします。
そして、迷惑をかけないために擦り減らしていた神経は、もっと別の労力のために使おうと決めました。
大きく感謝し、そのぶん他の人に還元しよう
私は言葉のまま受け取っていましたが、正しくは「迷惑をかけてはいけない。※ただし人間世界で全く迷惑をかけないことは難しく、かけてしまった場合は感謝を忘れないこと。そして、受けた恩恵の分、還元すること。」だと思います。
昨年、たくさんの方から受けた恩を返す前に別の道に来てしまいました。そして今もまだまだ発展途上で、還元するには時間がかかりそうです。
ゆっくりペースになりそうですが、自分の新たな仕事を通して、受けた恩を社会に還元していく予定です。
そしていつか巡り巡って、お世話になった方々にも還元できるといいな、と思っています。