癒しはすぐそこにあった
20数年ぶりに二人暮らしになりました。
家族が2人になってしまったのは寂しいことですが、これからは自分達のためだけに時間が使えると思うとワクワクしてきます。
「旅行にも行きたい、何か新しいことも初めてみたい」
そう想像するだけでも楽しかった。
ところが、そんな私達の出鼻を挫くように現れたのが、憎っくきコロナウィルスです。
朝から晩まで「コロナ、コロナ、コロナ、コロナ」
旅行どころか、ちょっとその辺に飲みにいく事も食事に行く事すら難しい状況で、モヤモヤが募るだけの日々。
思いきってペットを飼ってみようか。
そんな考えが頭をよぎったりもしましたが、過去に飼い犬の死を経験している私には決断できませんでした。
そんな時でした。
私は運命の出会いをしてしまったのです。
それは、家の前に置かれた鉢から生えたアスパラガス。
夫が家庭菜園で植えたものでした。
生え始めの細くてひょろひょろしたアスパラガス。
それが、なぜか、可愛くて可愛くて仕方ないのです。
家庭菜園なんて全く興味もないはずなのに、朝から晩まで暇さえあれば、鉢の前で可愛いアスパラガスを見守り癒される私。
今は、もう、ボーボーになってしまったアスパラガス。
ですが、最後の姿はちゃんと写真に残しておきました。
今でもこの写真は私に癒しを与えてくれます。
ありがとうとアスパラガスに感謝したい。
今にして思えば、コロナ疲れでどうにかなっていたのかもしれません。
しかし、これのおかげで癒されたのは紛れも無い事実です。
もしかしたら、自分を癒してくれるものは、その辺にゴロゴロしているのかもしれませんね。気づかないだけで。
これからも、煮詰まった時は周りをよく見ていこうと思いました。