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人は分かると安心する。生きづらさもHSPと分かり少しホッとする

突然ですが、知らないことって怖いですよね。

おばけとか、未体験のこととか、中には「平気!ワクワクする!」という猛者もいるかも知れませんが、ほとんどの人は自分の知らないことは怖いものです。

例えば体調不良が何日も続くような場合、「もしかして何か病気なのでは…」と思っていて、実際病名が分かるとちょっとホッとすることがあります(重篤な病気はまた別ですが)。不思議ですよね。病気だと診断されたのにホッとするなんて。でも、安心するのはきっと、名前が分かってカテゴライズがされて、それには前例があり、対処法も分かるからかもしれません。つまり、それはもう未知のものではないし、ちょっと調べれば情報も得られるという安心感です。

同様に、ずっと生きづらさを感じている人は、ずっと不安を抱えています。もしかしたら自分は精神的な病気なのではないか、人と違うのはなぜなのかという悩みを密かに持っています。

私はたくさんのものが視覚に入ってきたりたくさんの雑音が同時に聞こえたりすると、すごく疲れてしまってその場を楽しむどころではなくなってしまいます。せっかくの楽しい場なのに、お店でかかっている大音量の音楽に加えて、話し声やら笑い声があちこちで聞こえてくると、自然と耳にシャッターが降りるらしく、本当に話している人の声が聞こえなくなります。

それから、ごちゃごちゃした都心やショッピングモールに出かけても、色々な色や形が絶えず動いて入り乱れているので、すぐに目が疲れて頭痛がしてきます。
ほかにも、子どもの虐待や災害のニュース、暴力シーン、ホラー映画などを見るのが苦手です。

これらはすべて、きっと私がメンタル的に弱いからなんだと、ずっとずーっと思ってました。母にも「もう、繊細ね。もっと大雑把でいいのよ」とよく呆れられていました。
人より弱々メンタルだからそういう場所が苦手なんだと。そしてそういう場所や場面を避けて生きてきたら、さらに耐性が少なくなって自分自身でもっと生きづらくしてきてしまったのだと思っていました。ついでに自分のことばかり考えてしまうのは、きっと自己中な性格だからなんだと。

でも、4、5年ほど前にHSPという言葉を知って、チェックしてみたらどうやらHSPであることが分かってだいぶ気持ちが楽になりました。そういう人は一定数いるらしく、5人にひとりはHSPらしいです。とはいっても程度や分野に差があるらしく、例えば私のように感覚が過敏な人もいれば、そういうのは平気だけど人の痛みが自分ごとのように分かり過ぎて辛いとか、人によって本当に様々です。

ただ、総じて感覚や感受性というキーワードを持っています。HSPの人はいちいち感じすぎてしまうので、自分のことで手一杯だから自己中のようになってしまうということも知りました。性格が歪んでるからじゃないのね、とこれも一安心(笑)

どうもHSPっぽいと分かってからは、生活の中でなるべくストレスがかからないやり方を選ぶようにしています。たとえばちょっとでも寒い・暑いと眠れないので、気温より体感を優先してかける布団を調整するとか、人混みには極力行かないとか、肌触りのいいものだけを着るとか。仕事も人の中でやっているのが苦手なので、打ち合わせなどだけ顔を出してあとは在宅です。

なんでもかんでもHSPのせいにしてしまいがちだけど、反対に都合が悪いときの言い訳に使ったり(笑)

何かしら生きづらいと思っている人は、試しにHSP診断をやってみるといいかもしれません。なぜならラベリングされてちょっとだけ楽になるからです。困らないようにするにはどうしたらいいかわかります。診断はwebで検索すると簡単に出てきますよ。


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