タレント・文筆家のまきむぅこと牧村朝子が、雑談、日記、音声コンテンツ、あなたからのコメント読みをやったりする、いわゆる公式ファンクラブです。詳細→https://note.mu/…
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2022年3月の記事一覧
[日記]やさしきものの我慢の上に
「あなたはまだバブちゃんなのね」という見下し方でなんとか生きてきた頃があった。
「そんなこともわからないのね」って。
人は社会的生物であり、社交的じゃない人も社会の中にいる。社会の中でのポジション確認をするために人間はいろんなものを比べあう。
容姿。
年収。
学歴。
出自。
知力。
体力。
連れてる恋人。
本を書く仕事をして九年目になる。
2013年のデビュー作『百合のリアル』
あふれたものをすくうおしごと
相変わらず、水辺でメダカたちと暮らしながら読んだり書いたりしています。
まきむらわよ。
メダカは神奈川の言葉で「コメジャコ」と呼ばれていたそうです。
また「血筋」とか「家筋」とかいうときの「筋」というのは、一部地域の稲作用語で、「稲の命を代々つなぐための、来年まく種籾」という意味だったそうです。
差別を良い子の道徳ではなくて生々しい民俗史から考える、この本で知った話です。
イネやメダカ、
やっとこさ江戸川乱歩を読んですごいさみしくなった話
今日まで、江戸川乱歩を読んだことがありませんでした。
同性愛関連の古書を集めているので、「秘版艶本の研究」に江戸川乱歩が寄稿している「同性愛文学史」だけは読んだことがあったのですが、探偵小説を一切読んでこなかったのです。
いったい、なぜ、読んでこなかったのか。
エログロナンセンス好きなのに。
cali≠gariとかグルグル映畫館とか好きなのに。
古屋兎丸とか丸尾末広とか好きなのに。
寺山修司