宇宙タイミングってものを感じる
北陸に住んでいると、稀に起こる自然現象があります。
朝からずーっと雨でお空も空気も気圧もどんよりしている感じの一日だったのに、急に明るい光がパァーッと窓から差し込んできて、なんだろう晴れたのかなとふと窓の外を見たら、夕刻の色をした太陽が辺りを強い光で照らしていました。
空一面にはずーんと重たい雲が覆い被さっているんだけれど、ちょうど太陽1個分の雲の切れ間から、これでもかというくらいの強い光。辺りは暗いのに、スポットライトみたいに庭木や田んぼを、そしてこの世界を照らしていました。なんだろうこの夢みたいな景色…。
まぁ北陸以外でもこんなことあるんでしょうけれど、とにかく神秘的な景色になるのが北陸ならでは。
夕食を作っていた私は一旦手を止めて、外に出てこの光景をひとしきり眺め、写真に収めました。
そしてその後、この光はほんの数分ですぐに消えていきました。その太陽が出ていた隙間にはもうすっかり雲が覆い被さり、再び辺りは暗くなり、元の世界へ。ショーの終了という感じでした。
わーすごいもの見ちゃった。
そう、こういう一瞬のタイミング。
どんな人にもどんな状況にも一瞬明るく光が当たる瞬間があって。それを見にいくか、いかないのか。
気になってるのに、今忙しいからとかやらなくちゃいけないことがあるからと、後回しにしてしまったら、この光景は見られなかったし、またいつもの景色に戻るだけ。
その瞬間をちゃんと自分はとらえられるだろうか。
自分の気持ちを一瞬一瞬の小さなことだとしても行動にして叶えていってあげる、それが自分を大切にしているということで、またそれによって奇跡みたいな出逢いを呼び寄せるんだと思います。
自分を大切にするって当たり前だしそんなのみんなしてるって思ってたんだけど、私はもう何年も全く自分を大切にしていなくって。そのことにようやくやっと気付いてきたところなんです。
これからは、その瞬間を逃さないようにしたい。
そんなことを考えながら、このnoteを書いているタイミングで、プリミさんがX(旧Twitter)とnoteで
と書いてらっしゃって、いやほんとそうだよねと思いました。
そして私が書いてるこの記事とタイミングが、プリミさんの投稿とタイミングにリンクしている感じがするのもまた不思議で嬉しくて。不思議だけど、これも宇宙タイミングなのか。
北陸で暮らすということ。
それは自然が見せてくれる光景で、自分を大切にするということを思い出させてくれるということかも。