花粉症治療薬の一部が保険適用外に
企業の健康保険組合で構成する健康保険組合連合会(健保連)は22日、医療機関で処方される市販薬と同じ成分の花粉症治療薬について、医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべきだとの提言を取りまとめた。保険財政悪化への対応策と位置付け、最大で年600億円程度の医療費削減効果があると試算。その半面、1~3割の支払いで済んでいた患者の負担は重くなる。(時事通信 記事より引用)
花粉症は高齢者には少なく働く世代に多い感じがするという話がありましたので、都内のスギ花粉症有病率のグラフを置いておきます。(平成28年度調査。平成29年12月、東京都の資料より)
無作為に抽出した人に花粉症検診を受けてもらい、どれくらい花粉症患者がいるのかを推定したデータです。
調査本文はこちらから見られます。http://www.tokyo-eiken.go.jp/kj_kankyo/kafun/jittai/
なお、過去のデータとの比較もあります。最新の調査方法が前回までと微妙に異なるため、下の表ではきちんと比較できるように今回の調査の数値を調整しています。
※前回までは、アンケート調査で鼻炎症状がない(無症状)と回答した人は花粉症検診の対象としなかったが、今回の調査では、アンケート調査で鼻炎症状がない(無症状)と回答した人も花粉症検診の対象としているため、上の図では有病率が少し高くなっています。
気象予報士 千種ゆり子
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