エステサロンが絶滅することが女性の幸せなのかもしれない

おっと、いきなりの無職、失業宣言 (笑) ですが、いつもいつも考えていたことを文字にしてみました。お客様自身で日々のセルフケアができるようになり、エステサロン自体を必要としなくなること。それが、女性の “本当の幸せ” なのかもしれない、なんて。

心の平和と幸せを

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こちらはナチュラルビューティースタイリストの試験対策用テキストより。
「WHOによる健康の定義」

健康とは肉体的に精神的に社会的に満たされること

美容が担う健康は肉体と少しの精神。美容を追及してゆくと健康にたどり着くし、心の安定を補助してくれる。けれど、心は補助だけ。自己肯定感が低いと美容との依存関係になってしまい、半永久的に通うことになります。だから、わたしの目指す施術は “卒業のあるエステ” “戻りにくいエステ” 、顔も身体もパーフェクトなデフォルトに戻したら、メンテナンスとして通うだけでよいもの。向上心のスパイラルで求め続ける亡霊ではないもの。確実に手に入れるもの。結果に満足して、鏡を覗く度に自己肯定感が強まる。全員満たされれば、それが心の平和に繋がる、幸せな世界。

目指せ、マイベストボディ

残念ながら、わたしは医者ではないので、顔の造作を変えることはできません。そんなことができるんなら、まず真っ先に自分の顔から着手済み (笑) そして、当たり前に体内の仕組みを変えることもできないから、病気を治せるわけでもない。不老長寿とか、老いを止めることはできないし、寿命も延ばせません。んなことできたら魔法使い、人外だわ。でも、疲れの溜まりにくい筋肉に戻して、生まれ持った骨格の良さを引き出すこと、老いを感じさせない顔に整えることはできます。お客様自身の細胞が力をフルに発揮できる状態にしてゆくだけですから。お手伝いなんです。わたしたちの身体は常に新陳代謝をしているでしょ。加齢と共に代謝が落ちて老廃物の排出が滞り、ほにゃららのほにゃららで結果ドスンと老いるわけ。老いると言われる現象が全身のあちらこちらに出没しちゃうんですね。顔のシワはもちろんのこと、五十肩四十肩とか。45歳を18歳に変えるなんて、肉体的にも戸籍上もできないけれど。その体内の工場を整備しておけば、常に自分史上最高の自分、日々更新。それが、わたしの目指すマイベストボディ。

サロンは絶滅危惧種

とは言っても、エステを受けたあとの最高の状態が長持ちしないと意味がないじゃない。長持ちどころか、よい状態がデフォルトになればいいのに…と、間違いなく全員思っていることでしょう。その自分史上最高の状態をキープする為のセルフケア、小さな努力の積み重ねが一番大切なんです。サロンケアとセルフケアの相乗効果はすごいんだから。日々のセルフケアにプラスして施術による微調整を繰り返してゆけば、エステリバウンドの間隔が長くなります。自分の努力次第でサロンケアの回数を減らせるどころか、キレイがデフォルトになる。理論上ゼロが可能なわけです。それは、エステだけに通ってもキレイにはなれない、セルフケアが最も大切だからこそ。ケアできる女性が増えれば増えるほど、めでたくエステサロンが絶滅の危機を迎えるわけなんです。わたしが施術をするお客様がいなくなり、ちょっとした指導をするだけのアドバイザーになるかもしれない。だけど、それは全てのお客様がマイベストボディを手に入れたっていうこと。そう考えれば、わたしの失業は幸せの証になりますよね。や、わたしの老後が確実にまずいけど (笑)

エステサロンの天敵

そんな絶滅危惧種エステサロンの天敵がどんどん力をつけてきています。そのひとつは、病院・クリニックによるメディカルエステ。経営の一環としてだったり、生命に関わる案件に携わるリスクよりも手軽で儲かる…と、知り合いの女医先生が申しておりました。ウィルスや菌と戦うより、シミにレーザーを施す方が楽チンなわけですよ。お客様もそう。国家資格という絶大なる安心感が得られる。そして、コストは高いけれど速効性がある。今のところマーケットを奪い合うことはないけれど、新技術を搭載した高額マシンの導入になれば資本力でサロンの完敗でしょ。で、もうひとつの天敵がお国の法律。エステ脱毛はグレーゾーン。まつげパーマのパーマ液は確か許認可が微妙だったし、マツエクは毛を扱う美容師さんのお仕事。国家資格を保有しない社内研修だけの技術者はいなくなった。年々、あはぎ法や美容師法も厳しくなってきて…、頭皮マッサージはどちらに抵触するのかな?アートメイクも医療行為、皮膚科のメニューになり始めてる。もう、なんならネイルサロンも怪しいぞ。角質除去=皮膚の除去→医療行為とか言い始めたら、皮膚科のメニューになっちゃいそうな世の中。アートメイクもネイルもクリエイティブな感性が大切なものだけど、法律には敵いませんよ。そう遠くない将来、サロンという形態が完全淘汰されたりしちゃって、ね。

「キレイ・愉しい・美味しい」

これは、わたしが全てのSNSアカウントのプロフィールに載せているフレーズ。10年ぐらい?人生のテーマ、ポリシーというか。なんとなーく、ある日そう決めたのだけど。今回、その意味がみつかりそうな気がしてきました。今後、仮にエステサロンが淘汰され、わたしが美容アドバイザーになったとしても、たまに話を聞くだけならお医者様の方が断然安心じゃないですか。とうとう失業ね…と覚悟したり。でも、そのアドバイス他、病院へ行くとなるとただの診察じゃない?もちろん自費診療。敷居が高いというか、値段も高そう。少しだけハードルが上がるわけですよ。その隙間産業を狙う作戦でいきましょうか (笑) リーズナブルでパーソナル、人体実験に基づくアドバイス。これからも、どんどん調べて、読んで、実験して。経験を積み重ねたオリジナルな情報をお届けする。手作りのおやつと共に。病院じゃお茶は出ませんから。オフ会では美味しいものを食べに出掛け、愉しく情報交換しましょう。ダイエットご希望の方には提携栄養士さんのマンツーマン指導もつけるし、足りない栄養素のレシピはわたしがお伝えできる。だって、キレイになりたい欲、愉しみたい欲、美味しいものを食べたい欲、これは女性の誰からも消し去ることができないシンプルな欲だから……って、お気づきですか?今現在、わたしがしていることとさほど変わらないの。施術がなくなるぐらい。すごーい発見ができました。そしてそして、アドバイザーの次は……そうね、料理方面に転職してみようかな。そんなこんなで意外と生きていけそうです (笑)

皆様、いつもありがとう。

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ゆりこ
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