フィラデルフィア(チーズ)体験記
前回のいちじくマスタード事件から食文化の段差を考える。どんな味か想像しながら口に入れた瞬間に生じる段差を味わえるのは、まだ知らない事が多い期間の楽しさでもある。せっかくドイツにいるのだから普段手を出さないものも食べてみよう、進んで失敗した方が面白くなるのは人生に置けるギャルの鉄則(摂理)である。
そう思っていたところでクリームチーズコーナーのフィラデルフィア全種が安くなっているのが目に入った。
日本でも馴染みがあるフィラデルフィア、こっちではハーブミックスや焼きパプリカ、チリ、チョコ、など風味の種類がかなり多い。
その中でも新味が出ていたので買ってみた。麻の実味、150g 70セント。
パッケージデザインも味によって色が違い新鮮。こっちでは麻の実を使った商品は多く、飴やシリアルバーでもよく見かける。健康にいいのでオーガニックマーケットではたくさんの麻の実油が売られている。最近間違えてお犬様用の油を買ってしまった程だ。
正直絶対に美味しいやつだという確信とともに、家に帰って開けて食べてみる。
期待を上回る脳アハ。バジルのペーストとスパイスが混ざっているようで、香りが高くとても美味しい。
おやつに食べる野菜スティックにもよく合うし、クラッカーやパンに塗り肉と合わせても美味しいやつ。
チーズは何を食べても美味しい。というのはギャルの鉄則(摂理)だが、ドイツに来た時にその鉄則が破られた体験もあるので今度描いてみようと思う。