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覚悟を決めて、やりたおした!!と誇れる一年間


小学5年生の時の全国JOCジュニアオリンピック大会

200m自由形で4位を獲った

初めての全国大会の決勝だったけど、メダルをとれなかったことが悔しくて写真撮影の時もにっこりできなかったんだよね

小学5年JO4位

よし!次こそ絶対メダル!と意気込んでいたところ、バイクに跳ねられて鎖骨を骨折。

そして、反対の肩は亜脱臼を繰り返した

怪我が続いたこと、自分への甘えもあって

いつのまにか決勝どころか全国大会からも遠のいてしまっていた




高校二年生の夏、

インターハイ予選で800m自由形に出場

最終組で泳いだけど一位の人に一周抜かしされた(100m差)

もちろんベストタイムからは、ほど遠い記録、、、


次の日の学校は、泣き疲れて寝るまで泣いた記憶、、、、(いま考えると気持ち悪い)


でも、これをきっかけに

「私、このまま水泳続けるの?」

と、自分を見直すきっかけになった



もう一度、どうしても全国大会の舞台に戻りたい、、、、

自分と向き合った結果、湧いてきたのはこの気持ちだった

高校生最後のインターハイまで残された期間は一年間

今までと一緒じゃダメだ

何かを変えなきゃ

そう考えて行動しているうちに、今までずーっと指導してくれていたコーチとぶつかった

(今、考えればそのコーチに甘えていただけなんだけど)



私はクラブチームを移籍することを決意


小さい頃からずっと通っていたスイミングクラブを離れることは、高校生の私にとっては一大事だったし

母親には


「お願いだから水泳を辞めて欲しい。苦しむあんたをもう見たくない」


とまで言われた(笑)


だけど、なんとか許可を得てクラブチームを移籍して

一切、甘えられない環境下に身を置いた

練習30分前にはプールサイドで陸トレして

練習後には毎日毎日、コーチに相談をした

もっと練習したいとか言って追加で朝練を頼んだり

大学生の練習に混ぜてもらったり

本当に一切の妥協はなかった

思いつく限りのことをやった


「ここまで周りに迷惑かけたんだから、絶対に結果をだす!」


この一年間は、とにかくそれしか考えてなかった

だけど、タイムがでない

ベストどころか、ベストプラス10秒とか、そんなのばっかり

練習のタイムが安定してきても

大会では全然ダメ、、、

そんな状態がインターハイ予選ギリギリまで続いた



ある時、入江選手が世界新記録をたたきだした

コーチが言った


「誰が、入江が世界新記録をだすと思ってたと思う?!!?!





自分だよ!!!!!!


入江選手本人が、、あいつだけが、、

自分のことを信じてずっと積み重ねてきたから結果がでたんだよ!!!!



どんなことにも保証はない!!


自分で、自分のことを信じてやらなくてどうするんだ!!!!!」




チーム全体に投げかけられた言葉だったけど、

自分に言われてるかのように聞こえた

「そっか。まずは私ならできる!って自分が自分のことを信じてあげないと!」

何をやっても、0.1秒すらベストタイムを更新できない私にすごい勇気を与えてくれた瞬間だった



だけど、インターハイ予選直前に

コーチにこう言われた


「お前は、、、、、とにかく全力出し切れば良いから、、、、」



他の同期の男の子たちには

「大丈夫。お前はいつもどおり行けばインハイ行けるから。いつもどおりね、そんな心配してないから」

って声をかけてたのに…



(あれ。もしかしてコーチも私にあんまり期待してない??

いやいや自分だけは、自分のことを信じてあげなきゃ。そう教えてくれたのはコーチだし!!)




インターハイ予選、

飛び込み台にたったとき、自分の足がかすかに震えてることに気づいた

ラスト50mでは、ずっと応援してくれた人たちの顔が浮かんだ

辞めてくれとまで言わせてしまったお母さん、ずっと熱心に指導してくれたコーチ、小さいときからお世話になったコーチ、覚悟を決めるきっかけを与えてくれたしまちゃん、移籍するときに親身になって考えてくれた森永のおばちゃん、移籍の間の練習場所を提供してくれた顧問の先生、応援に駆けつけてくれた部活のみんな、、、、



タッチして電光掲示板を見たら、0,01秒でインターハイ出場記録を突破!


何回も自分のタイムと、インハイ標準記録を見返した

信じられない自分もいて、クールダウンして着替えてみんなに会うまでちょっとドキドキしてたのも覚えてる




………………………………………




インターハイに出場できたことよりも、

誰になんと言われようと、この一年間、胸を張って自分で「やりきった!」と言える経験が

私にとって宝物。

このときの経験があるから、今でも心が折れそうになったとき

「これで後悔しない??」

と、ささやく自分がいる。

そして、

「結果よりもまず、自分が納得するまでやりきろう!」

と、何事にも立ち向かえる。





そして、このときの自分がいつでもライバル?のような感覚

「今、あのときのように覚悟決めてやってんのか?!

もっと、やれることあんじゃねーの??」


って…。



ちょっと怖いんんだよね(笑)

妥協が許されないって言うか、なんていうか(笑)