女性競技者&その指導者にオススメしたい!女性アスリート向け本3選
こんにちは!
元ビキニフィットネス・フィットモデル競技者のYurikaです。
筋肥大や除脂肪の原理・原則は男女共通のため、ついつい男女の体が同じであるように捉えてしまいます。しかし、実際にはかなりの性差があります。
そのため、指導者や情報源が男性の場合は、内容をうのみにするのではなく、「女性の体にどう適用すべきか?」を考える必要があると私は思います。
今回はそんな「女性アスリート」について書かれた本を3冊ご紹介します!
1.佐藤郁子「女子アスリートの『食事と栄養」』パフォーマンスを高める体のつくり方」
✅ジュニア女性アスリート・保護者向けだが、大人にも役立つ
この本はジュニア女性アスリート自身やその指導者・保護者に向けて書かれています。しかし、内容は大人の女性でも共通です。
✅この本でわかること
女子の特性に合わせた「食」の基本原則
試合に向けたコンディショニング
月経との上手な付き合い方
競技タイプ別の食事の注意点
✅おすすめポイント
女性アスリートがアンダーカロリーで競技をすることのリスクについて、わかりやすく説明されている
女性の体に不足しがちな栄養素について説明されている
女性の体にあったPFCバランスの解説がある
大会前1週間~当日の食事方法についての解説がある
特に、PFCの設定と、大会前の食事方法(グリコーゲンローディング)については、とても参考になると思います。
2.須永美歌子「女性アスリートの教科書」
✅女子アスリートを指導するなら、絶対に読んでおいてほしい1冊
この本の内容は、大まかにいえば、おすすめ本①佐藤郁子「女子アスリートの『食事と栄養」』パフォーマンスを高める体のつくり方」と重複します。
しかし、この本は根拠となるデータが提示されているため、より細かな実情を知ることができます。
✅この本でわかること
女性アスリートの身体的特性と男性との違い
月経トラブルや月経ストレスの原因と対策
適切な体重管理と栄養摂取の重要性
心身の疲労やストレスに対処するトータルメンテナンス法
女性アスリート向けの効果的なトレーニング方法とケガ予防のポイント
✅おすすめポイント
アスリートを対象にした調査のデータが提示されている
メンタル面・摂食障害について触れられている
3.上領直子「おうちでできる! PMSと生理痛のセルフケア: 食事と栄養、生活習慣による生理の悩みへの対処法」
✅生理の仕組みについて非常に詳しく説明している1冊
この本は、女性アスリートに向けた本ではなく、PMSや生理痛に悩む女性に向けて児童精神科の女性医師が執筆した本です。
児童精神科の診察中に、思春期の女の子たちから生理の相談を受けることが多く、この本の執筆に至ったそうです。
この本の特徴は、生理の仕組みについて非常に詳しく説明している点です。
なぜ生理が起きるのか?ホルモンのバランスがどう変化しているのか?を詳しく知ることで、自分のPMSや生理痛に対処するための知識をつけることができます。
✅この本でわかること
月経の仕組み
正常な月経・異常な月経
女性ホルモン「エストロゲンとプロゲステロン」について
重いPMS・月経への対処法
✅おすすめポイント
生理の仕組みをとても細かく解説している
PMS/生理が起きる仕組みがわかるので、対処の糸口になる
まとめ
おすすめ本は次の3冊!
須永美歌子「女性アスリートの教科書」
女性アスリートが過度のトレーニング・過度の減量をすることは、健康を損なうリスクがあります。女性アスリート自身が正しい知識を身に着け、自分の身は自分で守りましょう。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!