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コミュニティ

目に見えない大切なもの17回目は「コミュニティ

2月は受験のシーズン。

受験生を見かけるたびに、中学、高校、大学、国家試験の記憶が毎年思い出されます。
大学受験ではあと1年は浪人できないという脅迫観念があり、国家試験ではもう1年は無理という思いから何が何でも受からなければと思いました。
私は1年浪人したために、薬学部が4年制から6年制に切り替わった直後に入学しました。学費が4年間から6年間と、ただでさえ高い学費がプラス2年になり、そこにあと1年卒業延期になった場合の学費と働けなかった時の損失を思わず計算し、その算出した額に驚愕😱😱😱

卒業と同時に、国家試験合格は絶対!!と心に決めて挑みました。
当時はネガティブ思考強かったので、何か不安なことがあると、国家試験を落ちた時の悪夢を何度も見たものです😅

試験が嫌いになった理由は大学受験よりも前、さらにさかのぼります。
現在は東京都内では多数の子供たちが当たり前のようにしている中学受験
当時、小学生の私は勉強ができる方だったので、自分から行きたいと親に伝えて中学受験の塾に通いだします。
今思うと、これが勉強嫌いになるきっかけになったのだと。
中学受験の塾であるため、入塾の際は成績でクラス分け
勉強ができる子供たちの中、私の入塾テストの成績はすごく悪くて落ち込みます。
そのあたりから私はダメなんだ、バカなんだ、と思い込み始めて、学ぶということが嫌いになっていったんでしょう。
その後も塾のクラス分けの成績はあがらず、嫌になってしまった私は塾も中学受験もやめ、公立の中学校に通うことに。
中学の成績はそこそこよかったですが、やはりそこで成績で順位が出ることに、またもや劣等感を感じます。
比べられることが辛かったのでしょう。
学校に行きたくなくなり、中学時代の半分は学校へ行けなくなくなります。
高校は、自分が行きたいと思えるような高校を見つけ、なんとか通いだします。
受験校ではないため、大部分の生徒は大学には行かず、短大や専門学校へ、あるいは就職します。
私はそれでも大学には行きたいという意思があったので、進学クラスに残り、大学受験をすることに。
しかし、進学校ではないために志望校を全部落ち。
担任の先生に「1年浪人したところで志望校には入れないでしょう」と言われる始末😅
この言葉に頭にきた私は絶対志望大学に受かってやる!という思いで大学は奇跡的に合格します。
これも波動が関係していたのかもしれないですね。

SNSの発達でキラキラした他人の生活がすぐに見れてしまうような世の中になり、他人と比較してしまうことも多くなりました。
私は小さい時に他人との比較で嫌な思いがあったのでしょう。
自己肯定感が低く、全てネガティブに捉えてしまい、それが波動として伝染していたのです。
これは多くの日本人にもあてはまります。

みんな同じで横並びでないといけない。
コロナになってからそれが顕著に感じられます。
学芸会ではみんなが公平になるように、全員が同じ配役。
運動会での徒競走では全員が手をつないで同時にゴール。
幼稚園、保育園では年齢で区切られて、何歳でこれができるようにならなければならないと。

中学受験では塾通いが年齢が低年齢化。
小さいうちから学校→習い事→塾。
食事は行き帰りの車の中で急いで食べるとか。
自分の意思ではなく親の希望でさせられている子供たちはどこかで息切れしてしまうのではないかと思ってしまいます。
塾のクラス分けのテストが終わり結果が出ると、
「ここより成績が悪い人たちはこれからの人生終わったと思え」と生徒全員に前で見せしめのように伝えるとか。
まだ何もわからない子供はそれを間に受け止めて、引きこもりになる場合も。
都内の受験激戦地区の小児科の薬局では受験によるストレスなのか、小さい子供に不眠症の薬や精神を安定させるような薬の処方をするケースもたくさんみてきました。

親からクレームや指摘もあるからなのでしょうか。
学校では少しでも落ち着きがない子がいるとADHD(注意欠陥多動性障害)かもしれないので検査させてくださいと親に言うようです。
私が見る限り、少し元気であそびざかりでやんちゃなだけ。
それも素敵な個性で、決して病気ではないと。
お母様はとても心配されていましたが、数年するとしっかりしたお子さんに成長されていました。
お母様に「あの時、落ち着きがないようには全然見えないですよ」って言ってもらえて本当によかったと。

ADHDには治療薬はありますが、薬の中でもかなり規制が厳しいもの。
感情を抑える抗うつ剤と似たような作用があるため、行動は落ち着きますが副作用として肥満、不眠、幻覚、頭痛など多くの副作用があります。
ADHDと言われている人はこだわりが強く、創造性が豊かな人が多いため、薬で抑え込むとその才能までも隠れてしまう場合もあるのです。
現在の日本は皆同じでないといけないという同調圧力から個性を問題視する意見が主流。
薬で抑え込んで、本来生きたい生き方でもないもかかわらず、生活している人もいます。

中学受験も周りがみんなやってるから、やらないといけないという同調圧力なのでしょう。
都内はタワーマンションが乱立。
住んでいる階でマウンティングもあるとか。
しかし、コミュニティは希薄なため、何かあっても助け合いは行わない。
隣に誰が住んでるかもわからないぐらいの状態です。
何かあれば自己責任でしょうという考え。
子供を預けるにも、何ヶ月も前から予約しないと休みが取れず、本当に必要な時にはすぐにはきてもらえない。
幼稚園、保育園も早い段階で入れないと仕事の復帰もできず。
しかしながら、幼稚園、保育園もすぐに入れるような状況ではない。
共働きなので、PTAやマンションの管理組合などにも参加せず、しかし、管理費が高くなれば文句を言う。話は進まない。
負のループ状態です。

退職後に地方や島を旅しました。
島に行った際に思ったことは全員が知り合いなので、人がみな穏やかであること。
そして何かれば助け合う仕組みができていること。
子供たちも大人もみな幸せそうにしていること。
時間に追われずに心が満たされているからなんだと。

都内では何かあれば親族、親戚にお願いするしかありません。
他人に預けるという考えはなく、それは自己責任になるから。
地方から都内に引っ越してきた人であれば親族が近くにいる訳ではないので、母親は1人で悩みを抱えてひきこもりやうつになる人も多数います。

子供の意思ではなく両親の希望で習い事や塾に通う。
子供はどこかでスタミナ切れして倒れてしまわないかとと思います。

私の知り合いには大学受験前の10代、就職してから20代で自殺している方がいます。
どちらもお会いしたことがある心優しい子でした。
15-20年ほど前の話ですが、現在はさらに若者の自殺が増えています。
日本はモノで溢れていますが、心は満たされていない人が多いと感じます。

私は長年、都内に暮していたため、この生活が当たり前のことと思い込んでいました。
これからもこの生活は当然のことでこれからも継続するんだと。
しかし、島の人と自然に魅了されてから、将来は都内の慌ただしい生活ではなく、自然に囲まれた生活をしたいと思っています。
何より空気も野菜も美味しくて、人も温かい。
島の野菜は美味しいのにびっくりするぐらい安い値段で売られています。
島の珍しい野菜や果物を大量にバッグに詰めて帰ることに。
それを見た島の人には今度来たら農園連れていってあげるよーと。笑
島には1泊しかしていないのに島の人よりも野菜のことが詳しくなりました。🤣笑 

高校の同級生に偶然に島の話をしたら、親戚がその島に住んでいるとのこと。
まだどうなるかわかりませんが、もしかしたら島移住できるのかもなんて。笑
これも波動でしょうか。

島の野菜たち、輸送費のコストがかかりますが、それ以外にも納品に間に合わないと罰金というシステムがあるとのこと。
現在農家を継ぐ人がほとんどいないよう。
その罰金の金額に驚愕😱😱😱
野菜は天候にも左右されるので、それを罰金という形で管理しようとするシステムはどうなのかと思います。
人工的な野菜ばかりが大手スーパーに並ぶ訳ですね。

以前、野菜の農薬に関してもお話ししましたが、
日本人が大好きなお茶、これも大量に農薬が使われています。
市販で売られているペットボトルのお茶はお茶の葉の成長スピードを早めるために、ある農薬はEUの基準値の300倍も使われています。
知らない人も多いのでは。
異常な数値になってしまったのにも理由があります。

次回の目に見えない大切なものは「農薬」です。




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