ドラえもんと涙
私が一人きりで初めて見た映画は
2000年3月11日から上映された
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』と「おばあちゃんのおもいで」、「ザドラえもんズ」
です。
当時たしか12歳か13歳くらい。
映画館の場内は親子連れと、友人同士で来た年上のお姉さんお兄さん達、どらえもんガチファンだろうお一人様の大人で溢れていた。
私くらいの年頃の子は見かけなくて、めちゃくちゃ心細かったのを覚えている。
そんな寂しさなんて映画が始まりゃ全部吹っ飛ぶ。
だってのび太にそっくりな異国の王子様が出てきたのだ。
スポーツ万能で頭も良く威厳もあるそっくり王子。ただ立場上横柄であまり優しさは無い。
そんな王子とのび太は入れ替わり、それぞれの生活体験をする。
いわゆるとりかえばや
王子がのび太に感化されて徐々に変わって行くのは心に打たれるものがあった。
なにより!
ピュアなキスシーンがある!
見たこと無い人は見て欲しい!
ホントにピュアで心が洗われるから
話逸れた
話のメインは
「おばあちゃんの思い出」
祖母が無くなってまだ三年くらいしか経っていなかった時にコレを見た私
坂を登るのび太のおばあちゃん
子供のび太に怒られるおばあちゃん
私の涙袋が必死に耐えてる
でも、のび太がランドセルを背負っておばあちゃんに見せてあげるシーンで私の涙腺は崩壊した。
だって私も同じ事をしたかったから。
中学の制服を着た私を祖母に見せてやりたかった。
私の祖母はのび太のおばあちゃんと違って超破天荒な人で我が儘で喧嘩ばっかりしてたけど、でも好きだったから
グズグス泣いて止まらない
周りが気になって横目で見たら、親子や子供は泣いてない!ナンデ?
号泣している自分が恥ずかしいと焦っていると、少し前の方で鼻をすする音が聞こえてきた。
一人で来ていたガチファンの大人の方がハンカチ片手に号泣していたのだ。
勝手に仲間意識が生まれた。
泣いているのは私だけじゃない
大人でも泣いてるから恥ずかしくない
涙を我慢する努力はその時点で止めた
映画館を出た時はとてもスッキリした気持ちだった。
ありがとう、どらえもん!
今年の映画も見に行くね!
psドラえもんズ、もう一回復活して下さい。公式さんお願いします。
#映画にまつわる思い出