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産後・夫婦仲

「産後の妻のあまりの変わりかた(見た目ではなく)に離婚が頭をよぎった。」

という話しは男性からよく聞きます。

うちの主人からは、年齢差がなければ無理だったかも、と言われたことあり。
うちは夫婦の歳の差が13歳離れてます。
最初の出産は22歳でしたから、まだ遊びたい年齢だから荒れてると思ってたようです。

この、産後荒れ狂ってしまうことの原因の全てが栄養とは言いませんが、大部分が栄養不足と血糖値の不安定だと思います。
荒れ狂うか、産後うつになるか、どちらかですね。

鉄欠乏は産後うつのリスクになるという論文は世界中にいくつもあります。

私は栄養療法に出会って18年目になりました。

私自身もそうですが、栄養療法で夫婦の危機を乗り越えた方たちをたくさん見てきました。
(乗り越えず別れた方がいい人もいると思いますし、別れてとってもハッピーになった方も知ってます。)

栄養が足りなくなると被害者意識が強くなり「私は悪くない!私ばっかり大変な目にあってる!あの人はずるい!」という思考回路に入ってしまう。

旦那さんの一言一言にイラつき、売り言葉に買い言葉で喧嘩になる。

私はこの気持ちはよーくわかります。
昔の私がそうだったから。

でも、これを読んでいる女性はそれが自分のことだとは受け取らないと思います。

自分では気付けない。

そこに栄養療法の難しさがあるんですけどね。

もし自分の奥さんがこれだ、と思ってもご主人から奥さんに「あなたは栄養不足だからイライラするらしいよ」なんて言ったりしたら、火に油を注ぐ言葉通りになるのでご注意ください。

結局解決方法はないのかよ!と言われそうですが、それだけ女の栄養不足って手強い。

日本人女性は他の先進国の女性と比較してもめちゃくちゃ鉄欠乏が多いんです。

そしてこのまま妊娠して出産してるからこどもたちも鉄欠乏のまま産まれてそのまま育つという悪循環に入ってるなと思います。

鉄のサプリメントを飲ませようと言いたいわけじゃないです。

食べ物が人の思考や性格と思われるものを形成しているということ。

栄養不足のままの妊娠を止めないと100年後の日本はどうなっちゃうかなぁと思ってます。

国策で栄養の添加(葉酸など)が行われていない日本にとっては、医療機関での予防医療だけが頼みの綱ではないかと考えています。

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