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遠くへ行きたければ、みんなで行け~初カンファレンス「kaonavi FACE to FES '24」でPMに片足突っ込んで学んだこと~

はじめまして。もしくはお久しぶりです!
株式会社カオナビのカスタマーマーケティンググループでコミュニティの企画・運営をしている坪井友里(@tsubo_yuri)です。

弊社では、2024/02/7に初の大型カンファレンス「Kaonavi FACE to FES'24」を開催しました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!!

開催直後は、なんとか無事に終えることができた安心感でいっぱいになった一方、達成感というよりは、「次はもっとこうしたい」「こうできていればよかったな…」といった気持ちがとめどなく出てきました。

そんな、まだちょっとぐちゃぐちゃな頭を整理するためにも、今回のイベントの裏側や自身の振り返りを記しておこう、と筆を執っています。長くなりそうですが、よければお付き合いください。


自分史上最大の仕事との出会い

基本的に仕事に大小もない、と思っているのですが、今回はイベントの規模や自分の役割などどこを切り取っても、自分にとってはこれまで経験したことのない、大きなお仕事でした。

私が本格的に動き始めたのは、たしか2023年10月頃。
今回のイベントの方針や役割分担が決まり、マーケティング本部が全体統括とメインセッション部分を、そして私の所属するカスタマーエンゲージメント本部が展示エリアとユーザーさま限定の懇親会部分の担当に。

そして、とある事情により、わたしはこのカスタマーエンゲージメント本部の担当エリアのPM(プロジェクトマネージャー)を任せていただくことになりました。

アサインを聞いたときは「え、わたしですか?△△さんじゃなくて??」と、思ったことをそのまま口にしてしまったことを今でも鮮明に覚えています。でも挑戦する機会をもらえるのはありがたいことだし、とにかくやるしかない!と自らを奮い立たせていました(笑)

翌週あたりから、さっそく関係者の集まるミーティングがスタート。

まず、我々のエリアでは何を提供する?イベントステージも設置する?コンテンツは?造作物は?など、出てくる、出てくる。

「あれ?想像していた以上になんだかやばそう。なにから手をつければ良いのかも、自分がどう動けばいいのかもわからない。」と途方に暮れ、でもがんばらなきゃ!と勝手に背負いすぎた責任感と重圧に胸がぎゅーーーっと苦しくなって、大勢が参加しているミーティング中に、何度も泣きそうになるのを必死に我慢する、そんな日々。

抜け出せたきっかけは、同じチームの三枝さんと山本さん。このイベントを通して本当にみなさんに感謝しまくりなのですが、この2人には特に、感謝してもしきれません。

・いま決めないといけないこと
・自分が決めるべきこと
・ほかのひとに助けてもらうべきこと
の整理を一緒にしてくれたおかげで、ようやくモヤが晴れていく感覚があり、ああ、もうとにかくやっていくしかない!と思える瞬間がやってきました。

今思えば当たり前のことだし、普段のイベント運営にも共通することなのですが、

  • タスクが見えないときが一番不安で苦しいのでとにかく洗い出して明らかにする

  • 何でも自分でやらなきゃと思わず、相談して分担する

  • 「始めれば終わる!」(←最近いつも胸に刻む合言葉。笑)

これがすべてだな…と改めて学びました。

わたしたちが目指した「仲間と出会い、気づきやヒントが見つかる場」

今回のカンファレンスのタイトルは、「FACE to FES’24 人と組織の未来に会える場所」。
当日は、下記の3つのエリアとユーザー限定懇親会を1Dayで開催しました。

メインセッションでは、2025年、2030年、2050年、といった未来をテーマに据えたさまざまなコンテンツが展開されるなか、我々カスタマーエンゲージメント本部が担当したINSIGHTエリアでは、「今」まさに人と組織に向き合うひとたちが交ざり合い、気づきやヒントを得られる場を目指しました。

そんな我々の裏テーマは「みんなでつくるタレントマネジメントの未来」。
正解のない“タレントマネジメント”というテーマに、ユーザーさまはもちろん、来場されたその他の方やカオナビが一緒に向き合い、考え、刺激を得ることで、明日からのエネルギーが湧いてくる。そんな場を理想に掲げながら、コンテンツを考えていきました。

入口に設置した展示パネル。カオナビキャンパスを体験できるINSIGHTエリアのMAP

そこでイベントステージでは、カオナビキャンパスの委員会メンバー(ユーザーさま)によるラジオの公開収録的コンテンツ「コミッティLIVE」や、全国各地からスピーカーが集まった「LT会(ライトニングトーク)」など、数多くのユーザーさまに等身大の発信をしていただくことを重視。

また、座談会「ヒロゲル」やタレントマネジメントをテーマとした「ワールドカフェ」形式のワークショップでは、実践者同士が直接意見を交わすことで横のつながりができたり、ヒントが見つかったり、といったオフラインならではの価値の提供を狙ったプログラム構成としました。

さらに今回は開発チームとユーザーさまとの接点を増やしたのも特徴の1つ。新機能紹介コーナーでは、展示だけでなく「企画・開発者と話せる」時間を設けたり、2023年のリリースまとめコーナーでは、ユーザーさまが感想やご要望を書き込める場所を作ったり。
感謝祭(懇親会)でも、2024年版ロードマップの発表や、各テーマごとに開発メンバーと話せるブースを設けたりもしました。


迎えた本番、感じた熱量。

カオナビ過去最大規模のカンファレンス当日。正直なところ、メインセッションもあるし、INSIGHT エリアのイベントステージにどれくらいの方が集まるだろう、という不安も。

でもそんな不安もよそに、11:00に開催した座談会「ヒロゲル」から、すでに予約者や当日の飛び込み参加者の列ができて増席対応。

続くユーザーさま登壇セッションや、ステージ最後の「タレントマネジメントのあるべき姿とは?」という抽象的な問いについて考える「タレマネワールドカフェ」まで、常に満席状態となり、いい意味での誤算でした。

日々ユーザーさま同士の交流の価値を噛み締め、コミュニティの盛り上がりを誰よりも理解しているはずのわたしですら「ああ、実践者同士で直接声を聞くこと、学び合うことの価値や魅力がここまで広がってきたのか…!」と驚いてしまうほどの熱気でした(嬉)

また、今回ご参加いただいたユーザーさまからは

・ いつもと違う刺激と学びが得られた
・ まるでドキュメンタリーを見ているようなLTだった
・ もっとほかのイベントにも参加して刺激を得たい!

といった声をいただいたり、ユーザー会に参加したことのなかった社内メンバーからも、

・ はじめてユーザーさんの登壇をオフラインで聞いたが、愛が溢れていてびっくりした
・ イベント内での参加者とのQ&Aも充実しており、お客様同士のコミュニティがここまで盛り上がっているのか!と驚きました

という感想をもらったりと、社内外のさまざまな方に「カオナビキャンパス」というコミュニティの熱量や価値を感じていただくきっかけになったのでは、と思います。

(実は、キャンパスの運営に携わっているユーザーさまのもとに、他のユーザーさまから「素敵なコミュニティを創られていますね」とのコメントもいただいたそう。ユーザーのみなさんと共に創っているコミュニティだ、ということが浸透してきたというのも、また嬉しいポイントでした…!)

ちなみにもう一つ嬉しかったのが、

・ カオナビさんの社風がでる誠実さが伝わるいい場ですね!
・ 誰にお会いしても素敵な笑顔で接してくれた!

といった感想までいただくことができたこと。

今回のイベントに何らかの形で当日参加した社内メンバーは、約100名ほど。その多くが企画や運営準備には関わっていない方々でしたが、事前のスタッフ向け説明会では、とにかく「会場にいる一人ひとりの行動、言動がこのイベントを創るので、一緒に素敵な場にしましょう!」という姿勢や、カオナビキャンパスが普段から大事にしているスタンス・ユーザーさまとの接し方の部分を重視してお伝えしました。
(反対に、事前の細かい情報連携が圧倒的に不足していたことは今回の大きな反省点の一つです…。)

その影響もあってか、本当に会場にいる一人ひとりがキラキラして参加者の方と話したり、その場で最善だと思われる行動をしたりしてくださっていて、手前味噌ながらめちゃくちゃ感動&感謝でした。

社内のみなさんとの集合写真。このタイミングでまさかの号泣。笑

「遠くへ行きたければ、みんなで行け」

自分1人ではできないことも、みんなでなら。1人では辿り着けないところまで行ける。
今回の一番の学びは、シンプルすぎるけれど、これじゃないかなと。

昨年のカオナビユーザーさま限定の「感謝祭」からちょうど1年。今年はカオナビユーザーさまと、カオナビ導入前の方の両方を対象とした大規模なカンファレンスということもあり、運営チームのほかにも企画運営を支えてくださったNelさん、弊社コミュニケーションデザイン室の皆さんやその他社内のみなさん、そしてユーザーさままで、本当に多くの方々の力が合わさってできたイベントでした。

正直、冒頭でも述べたとおり、反省点は山ほど出るし、関係者が多いからこその難しさもたくさんありました。でも、それを超えるほどのワクワクと、今後の可能性を感じられる機会となりました。

そしてこの学びは、「カオナビキャンパス」にも言えることだと思うのです。

正解のないタレントマネジメントの領域はたしかに難しい。でも、みんなが集まれば、悩みも喜びも共有しながら、きっと遠くへ進んでいける。今回、そんな力をたしかに感じたし、今後もそんな場をもっともっと広げていきたいと強く思える機会になりました。

突破口は、実践者同士のつながり。
だからこそ、これからより一層社内ともユーザーさまとも、そしてそのほかさまざまなステークホルダーのみなさまと一緒に、正解のない世界を楽しみながら「遠く」へ向かっていきたいなと感じています。


ということで、ここまでお付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました…!

つらつらと振り返りをしてしまいましたが、共感や気づき、アドバイスなどなど、ぜひお気軽にフィードバックいただけると嬉しいです。

それでは、また会う日まで!

カオナビキャンパスについてはこちらでもご覧いただけます💁‍♀️


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