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人間は弱くない
総合型受験の出願のシーズンがわたくしの一番の繁忙期
今年も多くの生徒が大学受験に挑みます。
ここでも書かせていただいておりますが
わたくしと関わる生徒は不登校や引きこもりを経験した生徒です。
いわゆる「メンタルが弱い」方々です。
しかし、そもそも「メンタルが弱い」って何なんだろう。。。
精神的mentalに強いとか弱いとかあるんだろうか。。
考えてしまうときがありました。
メンタルが強いとされるわたくしと、生徒とは何が違うんだろう。。
そう考えたとき、
「回復力」だということに気が付きました。
わたくしも人間、人の子です。
傷つくことも落ち込むときもあります。
泣きたいほど沈むこともあります。
しかし、すぐ前を向きます。
「こんなことで負けるわけにはいかない」
と思うわけです。
その「浮上する力」が強いのだと思います。
なぜなら落ち切った先には上がる選択肢しかなく、
今上がっても落ちるところまで落ちて上がっても
同じだということを知っているからです。
「落ち切る前に這い上がる」
枯れるまで泣き、世の中が真っ暗になった経験がある人間は強い。
というより
その領域までいくと嫌でも人間の強さを実感します。
水分が枯れるまで泣いても
行き場を失い目の前に黒いカーテンがかかっても
しばらくすると人間はお腹が空きます。
食べよう=生きよう、と思えるのです。
生徒が抱える問題を大したことない、とは思いません。
それぞれ大きな問題を抱えています。
ただ、人間はそれでダメになってしまうほど弱くはないのです。
現に、
学校に通えなかった生徒、
外に出られなかった生徒が、
こうしてわたくしの元から「大学」向かっているのですから!
いま辛い思いを抱えてる人も大勢いるでしょう。
落ちるところまで落ちても大丈夫です。
人間は弱くないです。
光がきっと見えます。
そして今度は光を伝えられる人になります。