心を許すということ
わたくしの仕事は生徒との信頼関係を築くことが何よりも求められます。
自身の胸の内を語れる相手になる必要があるからです。
ただ、最近、あることに気づきました。
「信頼関係」は時として「甘え」につながりやすいということです。
もちろん、甘えてもよいです。
甘えられる人がいない環境で育った人は甘えられる人の存在が必要です。
甘えが癒しや心の安定につながることもあります。
しかし、楽だったり、怠けにつながってしまいそうな事例が最近ありました。
わたくしは「導く」立場でいたいと考えていますので
楽な道を選んだり、怠惰な姿勢が見えたりしたら正します。
「心を許す」ということは「何でもあり」ということではありません。
心を許しているからこそ響く声がある、
相手を想うからこそ厳しく言わざるを得ないこともあるのです。