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アドラー心理学の勇気づけってどういうこと?
「勇気づけ」とは、「困難を克服する活力を与えること」です。
と言われて、私はなんのことだか、はじめはピンとませんでした💦
人を褒めることでもなく、フワッとしたお世辞を並べるのでもなく、あなたならできる!とひたすら応援することでもなく…。
以前、私はある友達を勇気づけて、彼女が前に進んでいけるように、ひたすら彼女の良いところを並べて、「だから、あなたならできる!」、「こうしてみたらうまく行くよ!」と、一生懸命褒めたり、アドバイスをしていました。
電話口の彼女は、私の話をうんうんと熱心に聞いてくれ、私は大切な友達の助けになってる嬉しさに、次に何を言ってあげたらいいだろう、と四六時中考えていました。
しかし、「元気になった!ありがとう!」といって電話を切った翌日には、また別の問題や悩みで私に電話をしてくるのです。
その時の彼女は、私からの「甘い褒め言葉」が聞きたくて、「私ってダメなの」「うまくいかないの」「人からこんな事を言われて落ち込んだの」と次々と新しい問題を運んできていたのでした。
アドラー心理学では、褒めると言う行為には中毒性があると言われています。
たしかに、私の友人は、心をくすぐられて嬉しくなることを求めて、もっともっとと要求する様になっていたのかもしれません。
そして、彼女自身や彼女の環境が改善していくことはありませんでした。
人を勇気づけるとは、その人が困難や問題に突き当たった時、その人が自分の力で、その難しい状況を解決して、乗り越えていける力をつけること。
その力の源は、自分のできる事を知って、自分を信頼し、「きっとできる、やり遂げたいのだ」という前向きな思考であったり、さらには「私がありのままで存在することで、誰かの役に立っている」と信じることでもあると私は考えています。
ちょっと難しいお話になりました。
このお話を踏まえて、明日は、勇気づけ講座って何を学ぶの?と言うところをお話ししていきます。