更ちゃん一時退院が終わり、病院に戻り、また闘いが始まります。
楽しかった6日間は、あっという間に過ぎ去りました。待ちに待った更ちゃんとの再会は、嬉しくてたまりませんでした。やっぱり可愛い更ちゃんです。
抱っこした感覚は、肝臓が腫れているので、気を使うけれど、元気な時と変わらなく元気で、本当にこの子が白血病なの?抗がん剤の治療中なの?と思える程、変わりがありません。髪の毛は、毎日たくさん抜けてはいますが、以前に比べたらかなり薄くなったみたいですが、しっかり生えていますし、不思議な感じがしました。
白血病の治療の中では1クール目の6週間が1番キツい治療になると聞いていたので、それを乗り越えた更ちゃんは誇らしく輝きを放っているように思えました。
昨日は、和くんが少し喉が痛いと言い出したので、ドキっとしましたが、熱もなく今のところ喉は少し痛かったり痛くなくなったりを繰り返しているようで、更ちゃんは予定通り今日、入院になりました。けれども、カーテン隔離ということで、4人部屋で、カーテンの中からは更ちゃんは1週間一歩も外に出られないのだそうです。
明日は、骨髄検査です。良い結果でありますように。
帰ってきた日のリクエストは、唐揚げとポテトフライが食べたい!でした。ポテトフライがとにかく食べたくて、入院中も作って持って行きましたが、今回もポテトフライが1番食べたかったようです。私は出来るだけ添加物を取らないようにと、オーガニックのジャガイモをスライスしてマックのポテトみたいに揚げます。油は米粉かオーガニックのオリーブオイルを使って、オーガニックの片栗粉をまぶしてあげると、マックのポテトフライのようになります。手間はかかりますが、子供達のためにいつも手間ひま惜しまないように心がけています。喜んで食べてくれると嬉しいです。
昨日は、更ちゃんが公園に行きたいというので、誰もいない公園に行き、少しの間ブランコに乗れました。今朝の朝活では、やっと人のいない公園を見つけたのに、咳をしている子供が来たので、さっさと車に戻り、公園を探して、結局、人のいない海に辿り着きました。
丁度、干潮時間で、更ちゃんご好きなお魚をたくさん見ることができました。
帰って来て、犬のゴンさんにも会いに行きました。ゴンさんは更ちゃんの顔をずっと見つめていました。感染症が怖いので、近づけなかったのですが、遠くからずっと優しい眼差しを向けてくれていました。
『げんきになったよー』
と、更ちゃんがゴンさんに言いました。更ちゃんもゴンさんのことを見つめながら、
『さみしそうなかおしていたね』
と私に呟きました。
更ちゃんがいないとゴンも寂しいってよ。早く良くなって、ゴンさんと遊ぼうね!
大好きなマミィと、更ちゃんが帰ってきて、ボーイズはどんな反応?
今まで通り何も変わらないということを実感しました。一月半ほど前に更ちゃんが突然入院になり、思い病気を患っているのではないかと不安だった日々。そして白血病が発覚して、それを伝えられ、私との3人の生活が始まりました。きょうだい児の心のケアも非常に大切だということで、私はボーイズを責任持ってケアしていく覚悟を決めました。必死の必死に毎日が回ってきました。慣れない生活に戸惑いながらも私しかいないのです。逃げ出すわけにはいきません。自分でもよく頑張ったと褒めてやりたいひと月半でした。
泣いたり笑ったり怒ったり喜んだり喜怒哀楽のある必死な歩みの中で、ボーイズは成長していく訳です。私の在り方が彼らに与える影響を考えるとこんな未熟な人間が祖母という立場で申し訳ないという気持ちもありつつ、これがあんたたちのBBAなんだよ!悪いか!なんつう傲慢さも併せ持ち、とにかく必死な60歳の私は、自然な形で娘と更ちゃんを、ボーイズが向け入れられる環境であるよう存在していたいと考えているわけです。
ですので、今回、以前と変わらない感じで4人が揃った姿を見て本当に嬉しく思いました。
残念なのは、単身赴任しているわけでもないのに、別の部屋に住んでいる彼らのパパの存在の薄さです。子供たちと自ら関わろうとする意思を感じません。寂しいことです。
大病で入院している娘が1ヶ月半ぶりに帰宅したことよりもたまにしか会えない人がきたから、その人と飲みに行きせっかくの日曜日は、二日酔いで更ちゃんが帰る1時間前に降りてくるという。抱っこするでもなく、お話しするでもなく、ボーイズとゲームしている姿を見た時に、なんなん?
と思いましたが、でも、私は言いませんよ。とにかく更ちゃんに治って欲しいですから。
更ちゃんには、なんの罪もないのです。
これからも元気にサポート続けていきます。