優秀層ほど早期退職する制度
優秀な若手ほど早期退職する経緯には、
上司先輩が尊敬できない、業務量が集中しやすい、視界が広いため上詰まり具合や不公平さが見えている、年功序列により不公平感が生まれる、転職できる自信がある、などがあります。
退職率を抑える方法は多く議論されますが、
最近、勤務先で、優秀層の早期退職を招く制度が復活して、解決策の例をnoteに書きたくなりました。
その制度は、新人研修skip制度です。
正確には部分skipですが、人によっては数日程度になります。
研修は同期との交流の場であり、同期の友人関係は、社内コミュニケーション、退職の足止め、退職後も良い関係を築く場合などに大きく貢献します。
社会人1年生で味わう様々な衝撃を共感できる友人というのは、その後の人生では作ることのできない関係です。
これに対し研修skip制度は疎外感を醸成しますから、若年研修での研修対象外扱いは、早期退職促進制度と言っても過言ではありません。
本人がドライな性格であれば早期退職促進は悪くないのですが、会社にとっては短期利益のため長期利益を犠牲にする制度。
しかし優秀層には必要のない研修を他の新人が必要とすることも事実。
これをうまく解決している会社がありました。
その方法は、優秀層には先生役、TAなど「同期へ教える役」を明示的に与えることです。
教える側のコストを減らすこともでき、コミュニケーションを促進でき、優秀層がやがて先に出世する時にも自然に上司として受け入れさせることができます。
上下関係を作らせるほどの差ではない場合には、すべての新人に得意科目を教えさせればいいのです。
同期間のアピールにもなりますし、人に説明する能力はどこの部門でも役に立ちますから、良い訓練になります。
いかがでしたでしょうか。
納得できた場合は、是非「スキ」をクリックしてくださいね!
はてさて、弊社はskipされた子達にケアができると良いのですが。