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最近読んだ本(2024年8月)

8月ももう終わるころ、ちょうどジュンク堂で見つけてパケ買いしてしまった1冊。

一夏が終わるように話が起承転結していく、少し寂しい読後感ですが、何だか疲れたなって思った時に、また読み返したくなる1冊です。

どういう話かと言われると回答に困るような、あまり内容のない話なのかもしれませんが、だからこそリアリティがあり、読者に寄り添った小説と言えるでしょう。

昨年購入してから一通り読んでいましたが、改めて読んでみていい本だなと思えたので取り上げました。

フランスの方は良くも悪くも自己中心的な考え方を持っている方が多いイメージです。

ですが、調和を大事にすることでストレスフルになりがちな日本で生きてきた身としては、見習いたいところが多くありました。

筆者はストレスとの付き合い方がすごく上手で、私もこんな風にご自愛できたらなぁと思いました。

最近はラテンアメリカに興味がありまして、メキシコギャングやらアマゾン川やらに楽しく触れることができる本はないかと探していたところ出会いました。

これもジュンク堂でパケ買いしたものですが、期待を超える内容でした。

文化や貧しさが異なれば価値観が異なるのはもちろんですが、それが生々しく書かれており、ここまで違うとは…と驚かされました。

将来の夢を持つこと、会いたいなと思った時に家族に会えること、堅気で生きていくこと、これらは当たり前ではないんだなと気づきました。

海外紀行のつもりで読んだら、笑いあり涙ありのドキュメンタリーでいっぱいでした。


8月は7月同様、本を読む心の余裕が全くありませんでした。

読めたのは上に挙げたもの以外にもありますが、手をつけては「ダメだ、読めない….」となってしまっていました。

なので今はそれを取り戻すかのように積読を消費しては、次に読む本を買い漁っています。

こうして当たり前に本が読めて、それを言葉に書き起こすことができる境遇であることにも日々感謝しなければなりません。



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