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フルマラソン完走できました
ランニングをはじめてからずっと目標にしていたフルマラソン完走、先月末の横浜マラソンにて無事達成できました。
練習ではMAX20kmしか走っていませんでしたが、その距離でさえ途中から膝の不調を感じていたので、本番は確実に練習不足でした。
練習不足ではあったものの、結果的には完走できたので、簡単に当時を振り返ろうと思います。
スタート前〜スタート
私はスタート位置がかなり後ろの方だったので、スタート待機位置に行くにも少々時間がかかりました。
横浜マラソンって大きな大会なので参加者も多く、私みたいなイベント感覚で走るランナーも多いと思っていましたが、周りを見渡すと結構みんな本格的な格好をしていて少し怖気づいていました。
スタート位置が後ろだったので、開始時間から体感30分ほど経過してからのスタートでした。
やはり最初はややハイペースで走る方が多く、意識していないとニュートラルにペースを維持できませんでした。
(よくよく見ると7kmランの参加者も多く混じっていました。)
今回の参加で最優先にすべきは「ケガをしない」「無理をしない」「歩かず完走する」だったので、ペースが乱れそうなときはなるべくこれらを強く意識して走りました。
5〜10km
練習より早期にバテてきました。
練習は信号待ちなどが多く、なんやかんやで結構休憩してるんですよね。
休憩なしでずっと走りっぱなしのせいか、ローペースでもバテてきたので「まだ1/3も走ってないんだ…」と早期から完走が危ぶまれました。
このあたりからエイドが出てくるようになりましたが、横浜名物が食べれると聞いて楽しみにしていたのにレーズンやバナナでちょっと残念でした。
まぁ長距離走るんだから結局こういうのが1番いいんですけどね。
10km〜20km
まだ走れるけれど、膝に不安を感じはじめた頃でした。
ペースはずっと維持できていて、まだまだスタミナもあったので「このまま不調がでなければ大丈夫」くらいの所感でした。
ただ関門時刻があり、それを過ぎると強制リタイアになることをそのとき初めて知りまして。
このペース維持していて大丈夫なのか?と不安になってきました。
事前知識くらい頭に入れよう、と反省でした。
20km〜30km
メインの首都高のアップダウン、1番きつかった。
当たり前ですが人の脚で通ることを想定して作られていないので、カッチカチのアスファルトに、全体的に身体の重心が斜めになるようなコースでした。
景観も悪く、どこを見渡しても大量の人間達がゼェハァしている景色だけ。
せっかく普段走れない場所に来たというのに、ウキウキする余裕もありませんでした。
膝から下は鉛のように重く、無理やり動かすことでやっと前進しているような感覚で、いつもならなんてことない1kmもとても長く感じました。
私が出遅れ組だったこともあり、このあたりからは8割くらいの人は歩いていました。
想像の上をいくしんどさで泣いている人、上手く走れなくてイライラしている人、人間限界を迎えるとこんな風になるんだなぁと。
「次の関門がギリギリだったらもうリタイアしよう」の気持ちで走っていましたが、なんやかんや関門時間には割と余裕があったのでなんとか突破できました。
30km〜ゴール
30kmを越えて数キロ進んだところでやっと首都高脱出…。
普通の道、ありがたい。もう首都高は懲り懲りだ。
やっとゴールが見えてきたところで気分も上がっていき、徐々に元気を取り戻してきました。
とはいえ脚は空元気で動いている状態なので、ラストスパートで追い上げとはいきませんでした。
途中歩きながらもなんとかゴールまで辿り着くことができました。
初陣なので特にタイムは気にしていませんでしたが、サブ5すら達成できない結果に。
まぁ1番の目標である完走は達成できたので良いのですが、やはり次参加するときは目標タイムを決めて走ってみたいと思いました。
走っている間やゴール直後は「もう2度と走らない」って思うんですが、翌日くらいには「次はどの大会参加しようかなぁ」なんて考えていました。
驚くことに、スタート前〜ゴール後のクールダウンまで1度もトイレに行くことがありませんでした。
エイドは毎回立ち寄ってアクエリをがぶ飲みしていたのにも関わらず、特に行きたくならなかったのです。
私の身体、一体どうなっていたんだろうか…。
とはいえ無理しすぎず、スタートからほどほどのペースで走っていたおかげで体調を崩すことなく完走できてよかったです。
筋肉痛も1日くらいで治りました。
「フルマラソンを完走すると人生が変わる」なんていう人がたまにいて、自分もそんな感覚(ランナーズハイというんでしょうか?)になるのかな、と期待していたのですがゴールの瞬間も特に大きな喜びもありませんでした。
むしろ次の日は月曜日(休みを取らなかったので仕事です)だったので、「明日仕事嫌だなぁ」「お風呂入りたい」「お腹すいた」なんて、湧いてきたのはごく平凡な感情です。期待しすぎたかな。
まぁこんなもんかと思いつつ、お祭り感覚で楽しむことができましたし、数ヶ月間サボりながらも目標に向けてコツコツ努力できたのは良い体験でした。
また来年別の大会は出るつもりですし、次はトレイルランにも挑戦してみようと思います!