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Audibleとaudiobook.jpで耳読リトライ中

前回の記事で、読書は好きだけどAudibleはイマイチ合わなくて挫折した、と書きましたが。

あのあとまた無料期間がやってきて、しかも2ヶ月無料とのことなので再度お試し中です。

朗読とか本の種類の違いを知りたくて、audiobook.jpも同時にお試し中。

Audibleは1年以上前に試してて、audiobook.jpは初。

「本を聴く」という行為に関しては、初回お試しのときよりは違和感がなくなった。

でもやっぱり使用タイミングがわからない。

というか、難しい。

まずは通勤時に、音楽の代わりに聴いてみた。

住宅街を歩いたり電車の中にいたりすると集中して聴けるけど、ホームに出ると周りの音が入ってきて声が聴き取れなくて、朗読に集中できない。

次に入浴時に試してみたけど、いつも湯船につからずシャワーなので、音にかき消されて聴こえないことの方が多い(そりゃそうだ)。

でも食器が多いときの洗い物とか断捨離&掃除とか、そこそこ時間がかかる家事のときに聴くのはすごく良かった。

でも私がいちばんしっくりきたのは、スキマ時間ではなくちゃんとそのための時間を作って聴いたとき。

これだと集中して聴けるから、周りの音に左右されずストレスなく楽しめる。

そして痛感したのは、

オーディオブックは今までの読書とはまったく別物のエンタメなんだ

ということ。

今までに読んだことがある本、しかも小説を中心に聴いてるせいもあると思うけど、本を原作とした音声だけの映画やラジオドラマのよう。

オリジナルと言われればそうだけど、元になる素材があって、それを違う形のエンタメにしたものだと思う。

それはそれで悪くない。
小説や漫画などを原作とした映画や舞台、アニメなど、エンタメにはいろんな形があるから。

でもこれで「本を〇冊、耳から読んだ!」っていうのは、やっぱり違和感があるなあ、私には。

ちゃんと内容を知りたい本や理解したい本、初めて読む本は、やっぱり目から読みたい。

たぶん私は聴覚より視覚優位なんだと思うけど、耳からの流し聴きで初読の本の内容を知るのは、無理。ハードルが高すぎる。

でも目で読む読書とは別のエンタメとして割り切れば、けっこう楽しめる。

文庫本を読んで衝撃を受けて、audiobook.jp で聴いても最高すぎて思わず単品購入したのが、朝井リョウの「正欲」。

無料期間で付与されたポイントの有効期限が迫ってたということもあったけど、ナレーターの皆さんの朗読や演じ分けが素晴らしかったし、効果音とかも控えめに入ってて、ラジオドラマみたいですごく楽しめた。

これは手元に置いてじっくり楽しみたい!無料期間中に聴かなきゃ、と焦りたくない!と思った。

まだ全部は聴けてないから、時間を作ってゆっくり聴くつもり。

Audibleにも「正欲」はあって、細かく聴き比べてはいないけどさらっと聴いた感じでは、audiobook.jp のほうが私は好きだった。

でも村上春樹作品を聴きたいなら、今のところはAudible一択なんだよね。

これもまだ全部聴けてないけど、さわりだけ聴いた感じで好みすぎるのは木村佳乃朗読の「海辺のカフカ」と、高橋一生朗読の「騎士団長殺し」。

これからいろいろ聴き込んでみて、サービスを継続するかどうか考える。

いまの段階で確実に言えることは、高橋一生の朗読がイケボすぎて上手すぎて、最初のほうだけ聴いてすぐに「ちょ!ま!良すぎる!!」と頭を抱えながら停止ボタンを押しそのあと聴けてない、耳から全身が溶けてしまうから聴くタイミングが難しい、ということだけですね、ええ。

高橋一生がCMに出てるのを見るだけで「ヒュッ」と息が止まって画面を凝視するまでになりました。

え、もしかして、新しい推しと出会ってしまった?

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