【雑談】書店は目で食べる食物繊維
どうも! ゆらゆらです!
先日、自分へのご褒美(何故ご褒美をあげようと思ったかはわからないが)を買うため、よく行く書店へ向かいました。
気温が上昇してきた今日この頃、それでも朝はまだまだ冬の影がちらつき、防寒着に身を包みざるを得ないです。
でもそれは出勤日であって、書店に赴いたのは休日──冬の影が太陽に照らされ、その身を引くまで僕は布団に二度、三度顔を埋めていました。
薄手のロンTにダウンコートを羽織ったラフな格好で、大都会にそびえる大型書店に着いた僕は、まず初めにコミック売り場に向かいます。
大学生の頃は、今流行りのコミック、もしくは原石発掘に勤しんでいたのですが、最近はまったくと言っていいほどにコミックを読まなくなりました。
それでもルーティンに近いものがあり、コミック売り場に足を運べは「ああー、来たんだな」と、心が沸き立ちます。
新刊コーナーには僕の知らないコミックが山ほど積んであり、今流行りの本を取り扱うコーナーには、書店員の愛あるポップがキラキラ輝いていた。
その輝きを手の甲で覆い隠したくなるほどに、僕は世間に時代に現在進行形で取り残されているのだな、と感じてしまいました。
とはいえ、悲観することではなく、むしろラインナップが大学生時代と大幅に違っているということは、それだけコミック文化が興隆である証拠でしょう。
さて、僕の本命は──文芸売り場。
小説にハマったのは四年ほど前で、つまり僕はまだまだ新参物なのです。
大学生の頃を、軽く流し見する程度で、あまり記憶に残っていません。
その甲斐? あって、目に映るのもすべてが新鮮で、自然に顔が緩んでしまいます。
本来ならすべての書籍を購入したいのですが、僕の気持ちに反し、財布の紐はカッチカチ──しょうがなく、予算内での購入を余儀なくされます。
三十分ほど経過したあたりで、違和感が襲ってきました。
腹部への違和感──財布の紐とは対照的に、緩んできたです。
皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
・青木まりこ現象
書店で買い物をしていると便意を催す──皆がなんとなく感じていて、それでも自分だけが感じているのもだと思っていた現象に、青木まりこさんという方が、1985年『本の雑誌』の読者欄に、この現象についてコメントを投稿したことが、名前の由来だそうです。
好きを共有するのと同じくらい、不思議を共有できるのは嬉しいもので、青木まりこさんのコメントに、共感する声は多かったそうです。
現象について調べてみたところ、装丁などに使われている化学物質が関係しているらしく、青木まりこ現象は気のせいや思い込みではなく、きちんと根拠ある現象だったんですね。
この現象に悩まされるタイミングは、手に何冊か買うと決めた本を持っている時でしょう。
僕も先日、カゴに本を詰め込んでいる途中でこの現象に襲われました。
本を持ったままトイレに入るのはよくないですし、だからといって一旦元あった場所に戻すのも面倒くさい。
なので、僕の取った行動は、早々に買い物を終わらせることでした。
今買うか迷っていた本たちを、さながら手慣れた誘拐犯のように、カゴの中に押し込み、いそいそとレジカウンターまで行きました。
会計の際に表示された購入数は、十二冊──明らかに、予算オーバー。
それでも、僕の満足そうな、嬉しそうな顔を見た財布は、ゆっくりとその中から福沢諭吉を二枚、出してくれました。
皆さんは書店をどう回りますか?
書店に足を運び、腹痛に耐えながら吟味する時間も含めて、僕は『読書』だと思っています。
それでは! ゆらゆらでした!
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