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ゆらのなの
2020年12月30日 03:58
二〇二〇年の年末。 総理大臣が群衆に囲まれて、演説をしているうちに、「自分の好きなように国を運営するんだ」と駄々をこねだした。総理大臣は、左右の手に一本ずつ持った木刀を高くかかげながら、演説の会場を出ていった。 今度は、別の政治家が会場に入ってきた。この政治家も、木刀二刀流だった。これから総理大臣と木刀で決闘をして、政策を決めるのだという。