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夢(二〇二〇年十二月二十九日。木刀二刀流)

夢(二〇二〇年十二月二十九日。木刀二刀流)

 二〇二〇年の年末。
 総理大臣が群衆に囲まれて、演説をしているうちに、「自分の好きなように国を運営するんだ」と駄々をこねだした。総理大臣は、左右の手に一本ずつ持った木刀を高くかかげながら、演説の会場を出ていった。
 今度は、別の政治家が会場に入ってきた。この政治家も、木刀二刀流だった。これから総理大臣と木刀で決闘をして、政策を決めるのだという。

夢(2020年5月18日、夜明け前)

夢(2020年5月18日、夜明け前)

 家の中で、わたしが普段いる部屋に行ったら、入口のドアが閉まってて、その前の廊下に、紙が何枚も散らばっていた。見ると、「ブヨ」「クズ」「出ていけ」とかの字が書いてあった。とにかく、わたしに敵意を持ってる誰かがやったんだろうと確信した。その「誰か」が集団なのは、わたしには明らかだった。
 ドアを開けて、部屋に入った。わたしが以前、作って奥に飾っておいた、折り紙のウグイスが壊されていた。少し悲しい気持

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夢(2020年6月18日~シャーロック・ホームズが隠れてる~)

夢(2020年6月18日~シャーロック・ホームズが隠れてる~)

 わたしは所属する読書サークルのメンバー数人と、大きくて広いホテルの一室に集まっていた。
 シャーロック・ホームズがホテルのどこかに隠れてるらしくて、警察が探しまわってるんだっていう話だった。
 ホームズは、わたしたち読書サークルがいる部屋の、わたしから右側の足元にある、木製の引き戸がついた低い棚の中に、寝転がって隠れていた。
 棚から出てきたホームズは、警察の統率役の男に「恋愛をする力の喪失――

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夢(2020年6月14日~深海~、15日~神さまが現われる~)

夢(2020年6月14日~深海~、15日~神さまが現われる~)

2020年6月14日 わたしは潜水服を着て、深海に潜っていった。
 暗い海底まで下りると、グロテスクな深海魚たちが周囲を泳ぐのを見回しながら、「こんな醜い世界を神さまが作ったはずはないよ」と、近くにいる見えない誰かに話した。
 でも、深海魚たちを人間の価値観で「グロテスク」なんて言うのは、かわいそうだとも思う。
 深海は怖い。そんなところからは少しでも早く離れたくて、わたしは急いで上にあがった。

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