二日灸とキャベツ
土仕事をする前に、内なる土をケア
旧暦2月と8月の2日には「二日灸」といって、この日に据えるお灸には普段より倍の効果があるとされ、江戸時代には盛んに行われ、仲春の季語にもなっています。
旧暦2月は農事の本格化するシーズンを前にしての調えのために、そして旧暦8月は繁忙期となる収穫前のケアとして行われていたこの慣わし事。
その際据えられたツボは足三里(膝の関節より指4本下の足の外側)このツボは脾胃を調える際にはとてもよく使われます。外の土仕事の前に、まずは自身の土(脾胃)を養う、と。そんなことを思うとキュンとしますね。
消化を促し、氣を補ってくれるキャベツ
冬に春にと雰囲氣を変えながら、季節を知らせてくれる野菜のキャベツ。某製品(キャベジン)でお馴染みのように、消化を促し脾胃の働きを調えてくれます。
また氣を補ってくれるので、疲れた時や食欲不振といった虚弱体質の方にもよいかと。美味しく食べて、ご自愛を。