血と肩こり~旧暦如月~
今月の野菜「菜の花」
蕪、大根、水菜、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、白菜、小松菜など、、、これらはみんなアブラナ科で、それらの花芽が「菜の花」
冬野菜がその時季を終え、子孫を残す準備のために茎をグイ~ンと伸ばして
花を咲かせる行為が「董(とう)立ち」
そんなことを思うと、菜の花には生のエネルギーが、そして彼らの想いが、たくさん詰まっているんだなぁって思います。
菜の花は、血の滞り(瘀血・おけつ)を解消し、血行をよくする働きがあります。
シミ、アザ、くすみ、生理痛といった女性の方が氣に諸症状も、血行不良が一因であると推拿では考えます。桃の節句のちらし寿司に、菜の花が入ってると、女性のためのお祭りだなぁって感じがします。
血と肩こり
推拿で、肩こりの一因として、血の滞りや、冷えなどが挙げられます。
冬は寒い(陰)時季なので、身体も縮こまります。そして春になり、陽氣も高ぶってくるため、身体の氣血はどんどん勢いよく巡ろうとします。
が、冬の縮こまったまんまの身体だと、巡りたいのに巡れない状態が続き、それが血の滞り(瘀血・おけつ)を生んでしまい、肩こりや頭痛などを引き起こしてしまいます。
なので、温性であり、且つ活血(血の巡りをよくする)作用を持つ「菜の花」は、この時期の肩こりにはまさにぴったんこな食材です。
血の巡りをよくしてくれる食材
食べることはもちろん、肩甲骨や頸を回したり、ストレッチしたりするなど、自分でもできることをした上で、菜の花さんの力を借りましょう~
肩こりには「肩井」
肩のてっぺん、乳頭線上にあります。イライラや落ち着きがない時にもgood!!