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BFC4 1回戦Cグループ感想
中野真 「三箱三千円」
わ、わからん。徹頭徹尾空回りしている「僕」を描いたものとしては面白く読んだ。だが、この作品がどう受け止められようとしたのかはわからない。これは(純文学とかによくある)ダメ男列伝に連なるものとして書かれているのだろうか?「僕」は本当に神崎を好きなのだろうか? あなたは何についてそんなに惹かれたの? 顔? 顔が好きでセックスがしたいの? 「僕」の思いはひたすら一方的で神崎を理解
BFC4 1回戦Bグループ感想
タケゾー 「メアリー・ベル団」
(注意:この感想の中には重度に障がいを持つ方についての記述があります。どうか、心が重くなる方は注意して、もしくは読まないでください)
わたしはこの作品としっかり対峙できているか、というとできていないと思う。感想を書くかどうか、悩んだ。書くなら対峙すべきだ。だがこれはとても恐ろしい作品なのだ、わたしにとっては。
作品の読みはわたしという個人を無くしては成り立たない。(
BFC4 1回戦Aグループ感想
注意1:ネタバレ、作品の結末に関するところまで感想を書いています。
注意2:読者であるわたしは純然たる読者なので、読者として書いています。全ての創作者の方を尊敬しています。素敵な世界を見せてくださってありがとうございます。
古川桃流「ファクトリー・リセット」
ぞっとした。(注:褒めてます)ごく自然に男性視点の男性の物語として描かれ、「機械」型が全て女性であるという点が怖い。この世界は男性がすで