BFC4 1回戦Cグループ感想
中野真 「三箱三千円」
わ、わからん。徹頭徹尾空回りしている「僕」を描いたものとしては面白く読んだ。だが、この作品がどう受け止められようとしたのかはわからない。これは(純文学とかによくある)ダメ男列伝に連なるものとして書かれているのだろうか?「僕」は本当に神崎を好きなのだろうか? あなたは何についてそんなに惹かれたの? 顔? 顔が好きでセックスがしたいの? 「僕」の思いはひたすら一方的で神崎を理解しようとしているかはわからない。「僕」にとって神崎は「顔」が好きで、セックスがし