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人間関係が苦手なHSPの話《ご近所・後編》
人間関係で距離をおくとき、限界まで耐えてしまう。違和感はあったはずなのに。
ある日、息子がその女性を名字で呼んでいると、ちがう呼び方を提案してきた。
「キャサリンて呼んで?」
カナカナの名前に慣れない息子は拒否。
女性「お母さんの名前なんていうの?」
息子「ゆら」
女性「じゃあ、ゆらちゃんって呼んで?」
私「覚えやすいですもんね〜(笑)。というか下のお名前なんていうんですか?」
女性は答えなかった。
(わしゃ空気か)
は?は?人さまに個人情報聞いといて、自分は答えへんのなんなん。
そこで声を上げていればよかった。
ほんでキャサリンてなんなん?
外人に憧れてんの?
おもしろい思て言うたん?全然おもんないぞ?
(もはや悪口)
それ以降、息子がその人を「ゆらちゃん」と呼ぶようになり、反吐が出そうだった。
息子に「◯◯さん(名字)のこと、お母さんの名前で呼ぶのやめて?すごく嫌な気持ちになるから。◯◯さんって呼んで?」とお願いした。
まだ幼い息子は、それを忘れてか何なのか、女性を見かけるとまた「ゆらちゃ〜ん!」と呼んだ。
生理前で情緒不安定だったわたしはとうとう泣いてしまった。夫に打ち明けたら夫婦喧嘩に発展する始末。泣くようなことではないらしい。
客観的に考えても気持ち悪いんですけど?
近所の幼児が、向かいに住むおばさんのことを、自分の母親の名前で呼んでいる。
違和感しかないんですけど?
なんで大事な息子に、わたしの大事な名前で、近所のおばさん呼ばさなあかんの?
嫌なものはイヤ。
わたしがおかしいのかと思って、実母と友人に話を聞いてもらったら、ふたりともドン引きしていた。
実母「…その人、正常?」
友人「え…!!(絶句)」
やっぱりそうだよね、そういう反応だよね。
冗談抜きで大事な息子を手なづけて家に招き入れそう。怖すぎる。
はい、無理〜。
その日から、出会えば会釈はするが無表情。
見かけてもこちらからは何もしない日が続いた。
夏から始まり、今日に至る。
2023年2月3日、ついにキャサリンの反撃が始まった。
いやもう放っといて。
無視だけはしませんので。
無理なものは無理です。
価値観の合わない人と絡みたくありません。