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異世界転移のある日常
信じていただけるかどうかは分からないのですが、正直にお話します。
私、急ぎの荷物を積んでトラックを運転していたんです。そしたら突然、車道に子供が飛び出して来たんです。慌ててブレーキを踏んだのですが、間に合いません。
そこへ、どこからか学生さんがすごい勢いで駆けてきて、子供を車道の外へ押しやったのです。子供はこれで助かりました。
でも、学生さんはまだ車道に残っています。距離はどんどん縮まっていきま
「視える子」#怪異が本当に出る町 より
中学生時代の友人に『視える』女の子がいました。決して目立つタイプではありませんでしたが、時々ボソッと、「あの階段は霊がいるから別の階段を通ったほうがいい」とか「奥の空き部屋には悪いモノがいるから入ってはいけない」などと言うのです。
そんな彼女に、初めは興味本位で話しかける子もいたのですが、ある生徒が「アイツの話はでたらめだ」と言ったことをきっかけにして、みんな彼女を避けるようになりました。
彼女も
「切ってはいけない」#怪異が本当に出る町 より
去年の夏、駅前の放置自転車撤去のアルバイトをした。
普通の鍵なら、持ち上げてトラックに積めるのだけれど、中にはワイヤーロックで固定されているのもある。そんなときはボルトクリッパーで切ることになっていた。
それにしても暑い。
休憩中、老婆から
「お兄さん、ちょっとお願いがあるんだけど」
「なんですか?」
「ここの裏の神社に、放置自転車があってね。御社の柱にワイヤーで繋がれてて困ってるの」
なんと、罰
「事故物件の思い出」『#怪異が本当に出る町』より
いわゆる事故物件に住んでいたことがありまして。それはもう、当然のように皿は棚から飛び出してくるし、ラップ音も酷くて。引っ越そうにも、ここより安く住める場所もなくて。
で、考えたんです。
幽霊、じゃなくて、シェアハウスの同居人として扱おうって。
まず最初にやったのは、名前をつけることでした。生前の名前を不動産屋に聞くのも面倒だったんで、レイさんとつけました。
で、レイさんの行動(?)を見ながら、
「真夜中の職質」〜140字小説『#怪異が本当に出る町』投稿作品より〜
SiDe.A
夜中に散歩していたら、警官が声かけて来たんです。
これが噂に聞く職質ってやつだなって思ったら、「ちょっと失礼」って言って、突然、粉を掛けられたんです。
驚いていると「もういいですよ」って。
帰宅後に服についた粉を確認したら、塩でした。
正体がバレなくて良かった。
SiDe.B
夜のパトロール中、散歩中の女性を発見。こんな時間にこの道を歩いているのは怪異の者の可能性が高い。私は呼
エレキギター、始めました。
始めたのは1月の終わり。きっかけは『ぼっち・ざ・ろっく』。陰キャが主人公のアニメへのシンパシーが高い私。作品としても最高だったので、思わず手に取りました選択中、同年代ではレアかも?
最初はベース志望だったのです。これは同漫画のリョウの影響ではなく、PEDOROのアユニの影響(今なら、ぼっちざろっくの泥酔ベーシストのきくりさんも影響を受けたかも)。弦が4本だから、不器用な自分にも行けるのでは?