子供の発想に癒される日々
長女保育園登園前のバタバタとした朝
「わぁ!可愛いお洋服だね!いいなぁー、ママも着たーい♡」
と、娘のご機嫌をとりながらお着替えを済ませ
「しなプシュやってるよ!椅子に座ってみよう!」
と、テレビでつって食卓のハイチェアに座らせ
生後1ヶ月の息子を抱っこしながら
朝ごはんのパンと牛乳、ヨーグルトを渡す。
すると急に大きな声で
「ママ!みてー!」
と娘。
なんだろう?と前日にまわした食洗機の食器を片付けながら
娘の方に目をやると
「ママー!ウキキ走ってるねぇ」
そこには、私の趣味で当時1歳だった娘に買い与えた
激シブなリアル動物フィギュアの四足歩行の猿が
人間のように走っている姿があった。
「え?わ!ほんとだ!走ってるね!!」
なんか足をぐにゃーと曲げて
私の発想じゃ思い浮かばなかった走り方をしている。
思わずワハハ!と笑ってしまった。
娘もワハハ!と笑った。
2人で海賊みたいにワッハッハ!と笑って
娘といる時間に家事をするのが馬鹿らしくなり
食器を片付けるのをやめて、娘とゆっくりミカンを食べた。
夫に
「みて。ウキキ走ってるって。」
とLINEで写真を送り
トキメキを共有
育児は想像していたよりずっとずーっと大変で
自分の時間なんてないし
娘にいらだってしまうこともたくさんあるけど
娘がお話をするようになって
こんな楽しいキラキラとした発見を共有してくれるもんだから
大変さの何倍も楽しさと愛おしさがある。
走ったウキキを机に残して
娘を保育園へ送り
夕方戻ってきた娘に
ほら!走ってるウキキ待ってたよ!
とおさるのフィギュアを渡すと
「いらないの!」
と、ぽーいと収納箱に仕舞われてしまった。
子供のこういう淡白さもまた良い。
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