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【風呂に浸かれる悦び】 スウェーデンから帰国したメンバーが稲荷湯から居酒屋を巡った日。

「かぁぁ……」

この日は、しばらく出していなかった声を出した気がする。

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Hej hej! Hur mår du?
湯の輪らぼスウェーデン支局長のたなかいです。

私のスウェーデン留学記を書いたこちらの記事からはや2ヶ月半。
この度、無事日本に帰国しました!
そのため、スウェーデン支局は閉局です!

そこで、本記事は湯の輪らぼメンバーと再会し、本局の稲荷湯からゆかりの居酒屋さんを巡った一日をレポートしたいと思います。

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稲荷湯三代目(仮)まもる:たなかいー、帰国したのー?スウェーデンのお土産話を風呂入りながらでも聞かせてよ!
ユウト・ザ・フロント, 西須:聞きたい聞きたい!
たなかい:待ってました!(食い気味)

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久しぶりの銭湯は、五感にフルに訴えかけてきた。

まずは脱衣所で衣服を脱ぎ、ガラガラっと浴室の扉を開けると、お湯の香りが鼻を包み込む。

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(※銭湯内の写真は営業時間外に撮影しています。)

次に、編集部で企画を体験した銭湯絵が迎えてくれた。久しぶりの波乗りパンダとのご対面に、思わず笑みがこぼれた。(詳しくはこちらの記事で)

シャワーの蛇口をひねり、頭を濡らす。

「稲荷湯のこのちょいと熱いお湯加減、懐かしいなぁ…」

思わず一言もれた。

無事体を洗うと、いよいよ入浴。

「かぁぁ……」

言うまでもなく、いい湯だった。

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身支度を整えると、稲荷湯ののれんをくぐり、神田の街へ繰り出す。

風呂で温まったあとの風が大好きだ。そのことを思い出した。

大都会・東京の忙しなさの中、風呂に入って清々しく歩く時間が、毎回稲荷湯に来るたびの楽しみだ。小さな非日常を与えてくれる。

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そして向かった先は、広島の名物料理や日本酒を楽しめる歓粋亭さん。

実はこちら、稲荷湯の常連さんならお分かりいただけるかもしれないが、銭湯絵の下に看板を出していただいている。

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それも、コロナ禍になってから稲荷湯に通い始めた歓粋亭のマスターが、「お風呂入ってる時に自分のお店の看板があったらいいなー」と思い、店番していたまもるに声をかけたのがきっかけだ。

稲荷湯の看板を見て歓粋亭に行った人や、その逆の人もいるらしく、相乗効果が生まれているのだ!

このお世話になっているお店で、帰国のお祝いを開いてもらうことになった。

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店に入ると、月曜の夜なのに仕事終わりの方々で満席。予約をとっておいてよかった。

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スウェーデンから帰ってしんみり東京の空気に浸っていたが、料理を食べるや否や頭は広島に飛んだ。

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まずは広島名物のガンス。魚肉の練り物だ。香ばしく、柔らかい。

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お次は、山の芋入りメンチカツ。もちろん、広島名物のオタフクソースとともにいただく。

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ここで、急にマスターからシードルのサービス!一気にお洒落な飲み会に様変わり。

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そしていよいよ一番人気、豚バラ肉網焼きウニほうれん草ソースがけである。

とんでもなくクリーミーで香り高いほうれん草に、思わず舌鼓を打った。

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そしてまたまたマスターからサービス!二番人気の子持ちこんにゃくお刺身。

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そしてシメは牡蠣醤油仕立ての焼うどん。

豚肉が苦手なメンバーを気遣い、わざわざお肉と麺を別皿で提供してくれた。

お客さんの好みをしっかり把握する人情味あふれるお店に、ますます居心地の良さを感じた。

マスターの粋なサービスもあり、銭湯後の飲み会は大満足だった。

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スウェーデンの暮らしもよかったけど、やっぱり日本が好きだと再認識した日になりました。

日常に銭湯と居酒屋だけあればいい。あの日は本気でそう思いました。

皆さんも稲荷湯にいらした際は、ぜひ帰りに歓粋亭さんに寄って広島の絶品料理をご賞味あれ!銭湯から居酒屋コースは、絶対に外しませんよ!

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