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ハングルカリグラフィー

韓国語の勉強を始めると、ハングルの書き方に戸惑うことはないでしょうか。
ㅇとかㅗとかをバランスよく書くにはどうすればいいのか、そもそもバランスのいいハングル文字がどれなのか混乱しました。
そんなある日、時代劇を見ていて、ドラマだったか映画だったかも思い出せないのですが、行書でハングル文字を書いているのを見たのです。
本当に行書なのかは不明ですが、ハングルも行書で書けるのは目からうろこな気づきでした。
日本語と同じ漢字の言語が基礎ということに、このときに漸く気がついたのですね。
漢字と同じように行書や楷書の要領で書けばいいんだと解釈してからは、ハングルを書くのが楽しくなってしまいました。恐らくこの瞬間から日本語より韓国語を書く方が好きになったようです。

そんなときに、長い間韓国語の個人レッスンをしてくださっている韓国人の先生のお父様がなんと書道(韓国語では서도(書道)ではなくて서에(書芸)というんですね。)の先生で、日本にいらした際に、書道を教えていただく機会があり、韓国語を書くことへの興味が高まっていきました。

それからは、時々instagramにハングルを書いたものをUPしたりしました。韓国のカリグラファーの方がコメントで、文章を修正してくれたりして(笑)、益々楽しく、韓国語の勉強というよりも、新しい一つの趣味になっていきました。

当時instagramに載せたハングル文字

カリグラファーの方々の作品を見ているうちに、わたしが書いている楷書(?笑)のハングルとカリグラフィーが違うことに気がつきました。
そんな中で、わたしがいいなと思ったのは、ナ・ヨンソクPDのプログラムに出てくるような文字でした。

ナPDの番組に出てくる文字を真似て書いたもの 
花は羊毛フェルトで作りました。

そんなこんながあり、留学中に本場でカリグラフィー修行をしたいと思っていたのですが、毎日の宿題やら試験やらで、日々は瞬く間に過ぎていき、行ける日は限られていると気がつき、教室を検索してみるも、NAVERの壁が立ちはだかり予約で躓くことを繰り返していました。
(なぜかINTERPARKは携帯で本人確認ができたのに、それ以外のサイトはまったくできなかったのです。INTERPARKだけは、セブチへの執念が先方に伝わったのかと思っています。)

もうこれは普通に旅行に来た日本人向けの教室を予約するしかないと思って検索したところ、一つだけヒットしたのが、SeoulPassで予約できる水原にあるヨユクルシ工房(여유글씨 공방)でした。

水原は冠岳区からは、そう遠くはないはずと思い、確かに高速バスに乗ると、まぁ30分位で着くのですが、やはり初めて行くルート、高速バスを途中で乗り換える事態が発生してしまい、工房の最寄りまで後1停留所というところで、45分位待つことになりました。
結局2時間くらいかけて辿りつくという長い旅になってしまったのです。
これは、行きに사당から高速バス乗ったのが敗因だったようです。
帰りは、서초まで直通バスがあるのがわかり、30分でソウルに戻れたのです。
ただ사당駅は、わたしの최애ユン・ジョンハンがキャスティングされたところなので、それはそれでありかと思いました。

ヨユクルシ工房は、素敵な作品がたくさんある癒しの空間でした。
先生はとても優しく親切な温かい方でした。1日コースとはいえ、カリグラフィーを本格的に学ぶことができたのも貴重な経験ですが、他にもいろいろな話しができて、楽しい時間を過ごすことができました。

カリグラフィーの練習風景です。

カリグラフィー、やはり普段書いているハングルとは違って、難しいのですが、言葉のもつ意味に合わせた表情を書いていくことは奥深いし、何よりやはり楽しい。

先生の見本を真似て書いたもの 花はブリザーブドと水彩画で作ります。

何かを書いたり作ったりしている時間は、無になれて癒しになります。
自分で作ったもの以外にも、先生が書いてくださったわたしの名前のカリグラフィーはがきや好きな言葉の栞などいろいろお土産をいただきました。
ソウルにいる間に、もう一度くらいは行きたいと思い、先生にもまた来ますと言いながら、結局行けず仕舞いになってしまったことは残念です。

ただ帰国してからも、カリグラフィー修行は続けています。
韓国語の勉強は暫し止まっていますが、このとき教わったブリザーブドフラワーとカリグラフィーは、試行錯誤しながら日々楽しんでいます。
最近作ったものたちです↓↓↓

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