黄色い花
今年になって、僕は2つの黄色い花の名前を知りました。
ひとつは蝋梅。
もうひとつはフリージア。
蝋梅は、祖父の家の庭に咲いていました。
すごいいい匂いで、なんかそこにずっと居たくて。
祖母が「ゆに、寒いから早よおいで。」って呼んでくれるまで僕は、その透き通る花びらを眺め、なんだろうなあ?甘いような香りなのに、キライじゃないこの匂い。
「祖母様、この花は何という種類でありましょうか?」
そんな風に尋ねたと思います。
祖母は「ローバイだよ。毎年そこに咲いてたでしょうに。」って笑いました。
ローバイ?ヤバイわかんないよ汗
後で調べてわかったけど。
ローバイ=蝋梅ってね。
あんなガラス細工みたいな花、反則ではないですか?
あんな儚い姿で、匂いとか香りとかあんまり詳しくない僕を瞬殺する花っていったい何なんですか?
透き通る黄色。
僕がいつか自分の家を持てるようになったら、蝋梅の木を植えたいな。
家じゃなくてもいいや。
ちょっとした空き地でもいい。
寒いのに、そこにいたらいい匂いがして、なんか幸せって思えるような空間が作りたいです。
次、フリージア。
学校から帰ってきたら玄関にたくさんの黄色い花がバスケットに飾られてたんです。
ドアを開けた途端に春っぽい匂いがして、僕は一瞬固まってしまって。
今まで過ごしてきた日々の中で、花の匂いが気になったり、家に飾られてる花の名前が知りたくなったのははじめてで僕自身びっくりで。
母は、その花の名前がフリージアである事と、その花を決まった日に贈ってくれる父との話しを聞かせてくれました。
なんだよステキ過ぎるエピソードやろがよおー!怒
すみません!丁寧な言葉に直します。
2月のある日、父と母ははじめて出会ったみたいです。他にも入籍した日、とか、結婚式を挙げた日、とか記念日が細分化されててさあ、マジお祝い多過ぎだよなあwって兄者に聞かされてたけど、今回ほどフリージアの存在と匂いを感じた時はなかったです。
黄色は、僕が母と祖母(こちらの祖母は僕の母の母です、わかりにくかったらすみません!)に抱いているイメージにピッタリです。オレンジじゃない、ピンクじゃない、黄色、イエローがよく似合う親子だと思っています。
僕は色を使っての占いとかは全然わからないのですが、黄色って、どんな感じなのか少し気になります。
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