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佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ 長岡公演2023

ちょうど1年前に聴いたコンサート。曲目はレスピーギの「ローマ三部作」。長岡市立劇場が震動しているようなコンサートでした。

佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
チラシ表

<演奏曲目>
オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの祭」
  アヴェ・ネローネ祭-五十年祭-十月祭-主顕祭
オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
  夜明けのジュリアの谷の噴水-朝のトリトンの噴水-真昼のトレヴィの泉の噴水-黄昏のメディチ荘の噴水
オットリーノ・レスピーギ:交響詩「ローマの松」
  ボルゲーゼ荘の松-カタコンブ付近の松-ジャニコロの松-アッピア街道の松
ジョン・フィリップ・スーザ:行進曲「星条旗よ永遠なれ」

指揮:佐渡裕
シエナ・ウインド・オーケストラ

2023年(令和5)11月5日 長岡市立劇場

クラシック音楽界では人気抜群の指揮者・佐渡裕(1961.5.13~ 佐渡裕 - Wikipedia)が、シエナ・ウインド・オーケストラ(シエナ・ウインド・オーケストラ - Wikipedia)を率いて長岡市立劇場にやってくる。しかも曲目は劇的効果満点のレスピーギの「ローマ三部作」。
これは聞き逃すわけにはいきません。
長岡市立劇場は満員で、楽器を携えた若者もたくさん来場していました(これについては後述)。

レスピーギの「ローマ三部作」は大管弦楽のための作品ですが、管楽器が大活躍するため吹奏楽版にも編曲されています。
「ローマの祭」の「アヴェ・ネローネ祭」や「主顕祭」、「ローマの松」の「アッピア街道の松」などはすごい迫力でした。一方で、「ローマの噴水」の「夜明けのジュリアの谷の噴水」や「ローマの松」の「ジャニコロの松」などの優美な雰囲気もよく出ています。ただ・・・・「ここに弦楽器群が加わっていたら」と思う場所もありましたが、こっちは吹奏楽版を承知で聴きに来ているのですから、それを言っても仕方がない。

指揮の佐渡裕は曲目の合間に軽妙なトークを入れていました。阪神タイガース愛を熱っぽく語っていたことが印象に残っています。
前日、コンサートを終えてホテルに駆け込んだら、日本シリーズ第6戦で阪神タイガースがオリックス・バファローズの山本由伸に14三振を奪われて敗れてしまい、力が抜けたと話していました。

シエナ・ウインド・オーケストラは、正規の曲目が終わった後、会場にいる楽器を持った観客が登壇し、佐渡の指揮でスーザの「星条旗よ永遠なれ」を演奏するお約束のアンコールがあります。
この日も、会場に来ていた楽器を持った観客がステージにのぼり、佐渡の指揮で「星条旗よ永遠なれ」を演奏しました。
楽器が演奏できると、こういう楽しみ方もできていいですね。

佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ
チラシ裏

この日の夜、日本シリーズ第7戦が行われ、阪神タイガースがオリックス・バファローズを降して38年ぶり2度目に日本一になりました。

次回予告 見附市新潟町戸代の火葬場跡

「四本柱」さんから見附市、三条市の火葬場跡を教えていただきました。3連休最後の日の昼下がりに訪問してみました。

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