申年がしん-鳥取市郊外に残る天保の大飢饉犠牲者の供養塔-
近世以前の日本では、災害や封建諸侯による収奪などが原因で多くの飢饉が起こりました。特に江戸時代に起きた次の四つの大飢饉を「江戸四大飢饉」と呼んでいます。
・寛永の大飢饉 1642~43年
・享保の大飢饉 1732年
・天明の大飢饉 1782~1787年
・天保の大飢饉 1833~1839年
この中で最も規模と被害が大きかったとされるのが「天明の大飢饉」ですが、鳥取県東部では「天保の大飢饉」を「申年(さるどし)がしん」と呼んで、その悲惨さが語り継がれていました。
鳥取県内にも「