いいことも、いまいちなことも書きたい 2024/8/27
8/18(日)
京都駅の美術館「えき」KYOTOのみうらじゅん展に行った。
年下の友達を誘って行ったけど、世代も違うし興味がないかもしれないのに誘って悪かったかな~と道すがら思った。私も世代ではないのだが、何だかんだ、人にすすめられるなどしてみうらじゅんに時々出会ってきたのだった。
好きな理由とか説明しといた方がいいものだろうか…と思ったものの、自分もまったく説明ができないことにすぐに気が付き諦めた。
好きな理由を言葉で説明しなければならないわけじゃないよな。友達は友達で、今日見た中で自分なりの「好き」か「う~ん」を見つけるだろう。
最近Eテレで見た『みうらじゅん最終講義』という番組でみうらじゅんが言っていた、「人生の最後に見ると言われている走馬灯。走馬灯は変えられる。むしろ作れる!」だけ、折を見て言っておこうと思った。
🐎🎠🏇
心に残ったり残らなかったりした展示を後にして、ポルタの韓国料理店に入った。
フワちゃんの話をした! それがよかった!
ずっとしたかった!
私は出勤時に欠かさず聴く大事なラジオ番組をなくしてしまい、悲しかったのだった。
これからどうやってあの長い道のりを進んでいけばいいの?
ラジオとお笑いが好きで時々フワちゃんのラジオも聴いていた友達が言ったことに納得したし、やさしくてほっとした。
「世間」みたいな言葉はごめんだ。
祇園四条に移動して百貨店の中のセレクト系本屋をぶらっとして2人とも同じ本を買い、丸善の喫茶店でレモンケーキを食べた。
スマホのイヤホンジャックが壊れたから有線のイヤホンが使えなくなり、友達の無線イヤホンを見せてもらって覚えて帰った。
私は1日をかけて声が少しずつ出なくなっていることにうんざりした。
8/19(月)
ハードな治療の帰りにヨドバシに寄り、昨日覚えたSONYのイヤホンを買った。高い買い物なのに躊躇も迷いもなくて、自分でもどうかと思ったが、これぐらい順当なことだとも思った。
一応試聴はして、というか試聴し放題で、もちろん店員さんはぶらっと声をかけてきたけど私はやり取りができないのでジェスチャーで断り、自分のスマホとつなげてハライチのターンを聴いた。
真似するのもどうかと思ったがここまで真似してるんだからもう今さらいいだろうということにして色も友達と同じやつにした。ラベンダー色。
家に帰って見たらやっぱりじんわり嬉しくて、大切に使おうと思った。
8/27(火)
夏期講座一日目。
学校にたどり着けてよかった。というレベルであることは悟られないように無表情で参上した。
昨日一生懸命作った作文講座のプリントが自分で気に入っている。
参考にしまくった、津村記久子の『苦手から始める作文講座』がそもそもすばらしいのだ。
夏期講座なんてめんどくさいと思っていたけど、準備し始めたら我を忘れて作業していた。パソコン使うなんてめんどくさいと思っていたのに。
「例」として、「花火について」と、「私の部屋がなぜ他の人の部屋より暑いのか」というタイトルで私も作文を書いた。
「見本」として、津村さんの文章と、ハライチの岩井勇気のエッセイも面白いから載せようと思った。
楽しい。
私には、言いたいことがあるのだと思った。
🏫
講座はイマイチだった。
「選択制」とは言うものの、みんながやりたいのはクッキングとか、美容師体験とか、ネイル講座…とかなのだ。席に限りがあるそれらに落選した人は、やりたくもない講座に振り分けられる。
今回「作文講座」を最初から選択した人は3人だったという。渡された名前表には全部で22人。知っている子は1人だけだった。生徒が「選択」する時点で担当者の名前は伏せられているのかな? 普通、「担当者」で選ばない?
(担当者の名前を伏せて「選択」させているとしたら変なやり方だし、伏せてなくてこの結果だったら私は嫌われているのかな? と思う。どっちにしても傷付く!)
ほとんど全員はじめましての教室は、ちぐはぐな雰囲気だった。
自分が選んでもいない講座を受けるのは気が進まないだろうし、きっと作文も苦手な人が多いだろう。
生徒たちの手が全然動かない様子を見ながら、以前、誰か…高橋源一郎か平田オリザが、学校で作文を書くことについて、「そもそも、その人のなかに『文章を書きたい』と思う衝動や理由がなければ、良い文章なんて書けないんだから、学校という場で無理にさせるのは間違い」と言っていたことをはっきりと思い出して、今がそれだと思った。
あと2日、もつかな。。
廊下で会った受け持ちのクラスの子に、「パーマかけた?」と聞かれ、「だいぶ前にね」と言うと、「ええやん!」と一言返ってきて、その「ええやん!」はNHKの夕方のニュース番組のコーナーのタイトル「ええやん!」、ちょっと誇張して「えいやん!」と発音する「ええやん!」、の言い方にそっくりで、完璧な「ええやん!」をもらって感動した。いいことも、もちろんあるのだ。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?