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内向型の生きづらさの理由-外向型バイアスの社会と私の留学経験

ご覧いただきありがとうございます!
優なぎです🌅

テレビCMやSNSを眺めていると、いつも明るく元気な人たちが画面を埋め尽くしていて、キラキラ輝いて見えることってありますか?

友達と賑やかに盛り上がるシーン、パーティーで中心にいる人、積極的に発言する姿…

でも、これって外向型の特性ばかりではないですか?

なぜ、静かに考え、少人数で深く交流する内向型の姿はほとんど描かれないのでしょうか?

今日はこのような、外向型優位に見える社会の背景について考えてみたいと思います。


社会で理想視される外向型

私たちの社会では、「外向的であること」が暗黙のうちに理想とされていると思います。

学校では積極的に発言する子が評価され、就職活動では企業は積極性やリーダーシップを求めます。

CMでは賑やかなパーティーシーンが幸せの象徴として描かれ、SNSでは大勢との交流を楽しむ投稿が「いいね」を集めます。

社会の中にいる外向型と内向型の割合に大差はないはずなのに、なぜ外向型の特性ばかりが評価されるのでしょうか。


確かに外向型は目立ちやすい

ただ、外向型の方が集団で注目を集めやすいのには納得できる理由があります。

自分から積極的に意見を発信するのは内向型よりも外向型の方が得意ですし、集団のリーダー的ポジションに立つ人も外向型の方が多いでしょう。

また、内向型の人は反対意見があっても主張できずに、自分一人で内省してしまいやすい傾向もあると思います。

外向型の方が声が大きくなりやすいのは、仕方のないことかもしれません。

しかし、そのことで内向型の存在が無視されてしまったり、外向型を理想視する風潮があることには問題を感じます。

外向的な風潮に押されて、自分ももっと活発にならなければいけないとプレッシャーを感じたことのある内向型の方は多いのではないでしょうか。

自分の内向性に悩んだり、集団の中で自信を持てない方もいるかもしれません。

かつての私も、そうでした。


留学を通して私が感じたこと

私は大学生の時に、アメリカへ交換留学をした経験があります。

そして、留学に行く前の私は、まさに外向型の理想像に振り回されていました。

内気な自分が嫌いで、SNSやCMでよく目にする、海外でたくさんの友人に囲まれてパーティを楽しんでいるような留学生活に憧れを抱きました。

けれど、実際に留学を通して私が学んだのは、私は外向型にはなれないということ、しかし、内向的なありのままの自分でも自分らしい人生を楽しめるということでした。

私にはパーティで騒ぐのは合いませんでしたが、仲の良い友人と2人で深く語り合ったり、一人で思うままに芸術を楽しんだりできたことは私にとって大きな価値がありました。


英語学習と留学にも潜む外向型バイアス

英語学習や海外留学もまた、外向型バイアスの表れやすい分野ではないかと思います。

英会話スクールや留学の宣伝では、積極的なコミュニケーションや大人数での賑やかな国際交流のイメージをよく目にします。

英会話や国際交流に興味はあっても、大人数のグループレッスンや初対面の人が多い国際交流イベントなどには行きづらい、と感じている内向型の人も多いのではないでしょうか。

「英会話では間違いを恐れずにとにかく話すことが大事。中学英語の片言でも充分通じる」というアドバイスも良く目にします。

間違いではないのですが、ただしそれができるのは、コミュニケーション力の高い外向的な人の場合ではないかと感じます。

でも、内向型が英会話や留学に向いていないというわけでは決してなくて、内向型には内向型に合った勉強法やコミュニケーション方法があるのです。


外向型社会の中で、内向型の声を届けたい

社会の中では、どうしても外向型の発言力が大きくなりがち。

そんな環境で、内向型の声が埋もれてしまい、外向型の風潮に支配されてしまうことが、内向型の生きづらさにつながっているのではないでしょうか。

だから、私は、内向型の人が少しでも自分たちを認めて、自分たちらしい生き方ができるような発信をしたい。

そしてその手段として、文章での発信は一番内向型の強みを活かせる方法ではないかと思うのです。

誰かの心にちょっとでも寄り添えたり、そっと支えたりできるような文章を書けるライターになることが、私の目標です。

皆さんは、noteでの発信にどのような思いを込められているのでしょうか。

もしよろしければ、コメントでお聞かせください✨

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