双極性障害だと認めたら人生生きやすくなった話
こんばんは。ゆなです。
突然ですが、私は双極性障害です。まだ診断出て2週間くらいのひよっこですが、初めて鬱と診断されてからはかれこれ8年。長い道のりでした。
休職もしたこともありましたが、転職して、今は大手外資系企業でコンサルタントをしています。
私は今、病気だってちゃんと分かって、診断が降りてよかったなと思っています。本当に。
なぜなら
「あー!私の生きづらさって、ちゃんと生きづらかったんだなー!」
って分かったから。
違った!皆んなこんなに辛くなかった!
中高生の頃から、ずっと鬱っぽい症状に悩まされてきました。暗い曲を聞き過ぎて辛い気持ちになってるのだろうかと、明るい曲ばかり聞いていた時期もあります。
親は毒親と言われるタイプの親だったので、家族とも折り合いがつかず、しんどい時期も正直人より長かったです。
そんなことがあるたびに
「皆んな辛いんだから、ゆなだけじゃないよ笑」と言われたり、先生に叱られたり。
そっか、皆んなしんどくても頑張ってるんだな。私が弱いんだな。
って、自分を責めてきました。
…違ったわ!
皆んなこんなに辛くなかったんだわ!
薬を飲んで健常者に近づいたらなんでも出来る気がした
双極性障害は国すら障害だと認めてくれる病気です。障害者年金が出るレベルなので。
と思ったら、あーなんだ、皆んなそんなに辛くなかったのかー。となんか笑えてきてしまいました。
ラツーダ、という薬を飲むようになってから、精神がとても安定するようになりました。
前だったらイライラしてキレていたような場面でも、おだやかーに「まぁそういうこともあるよねー」と受け流せるのです。
鬱で辛くなるようなことがあっても、「ふーん」で終わるのです。
…あれ?健常者ってもしかしてものすごく楽なのでは?
病気のおかげでメンタル強くなってた
いつも、辛いことがあるたびに、死にたいという気持ちに蓋をして、死ぬのが怖いからと、毎日なんとかしゃがみこんでしまいたい気持ちを見ないふりして、前に歩いてきました。
止まった日だってあるし、動けなくて一日中寝ていた日だって沢山あります。辛かった。
でも、私は生きている。痛いのが怖かったから死ねなかっただけだけど、ちゃんと歩いてはきてました。
ここで薬です!
双極性障害にはなんと薬が効くのです。
ありがとう製薬会社の人。マジで感謝。
お陰で私は健常者がどんな心で世界を見ているのかを、やっと知ることができました。
そしたらね、急に人生イージーになりました。
だって薬無しでも歩いてはいたのだから。薬を飲んで安定出来れば、大概のことは正直「へー」で終わってしまいます。だって薬なくても何とか耐えてたので。薬があったら、全然平気でした。
マジで今までなんだったんだ本当に。
障害と共に生きて行く。
双極性障害は障害です。遺伝するし、再発します。
ずっと薬は手放せないし、いつもあの恐ろしい状況になることを恐れながら、ずっと生きていくのだと思います。
それでも、前を向くのをやめる必要はないのです。
皆んな大なり小なり、何かを抱えて生きています。私の場合は脳が鬱と躁状態を作りやすかったというだけで、他の人ときっと変わらないのです。
「あー!でもこの生きづらさは、ちゃんと生きづらさだった!」
と笑えただけで、私はなんか気が楽になりました。
皆んなこの辛さに重ねがけで何か辛さをもって生きてるのだと思ってたけど、私の分はちゃんと1人分の重さだったと分かったからです。
だから多分、これ以上、私は辛い目に合わないんだなって思えたら、なんだが大丈夫になりました。いやきっと大変は続くけど、ちゃんと私の辛さは、人よりもちょっと辛いのだと分かっていることは、大事だと思います。
明日は何をしようかな。
そう思って生きられるだけで、まぁ十分かなと。
そう思える、今日この頃です。