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【雑記】古本屋で漫画を買った話

 結構前にX(Twitter)で、作者に著作を古本屋で買った話をするなみたいな話が上がってたのをぼやーっと見ていたときがあります。
 まあ古本屋だと作者に還元されないのでどうなのかみたいな話だった気が。

 それがいいとか悪いとかではなく、「そういう考え方もあるのかぁ……」という感じで見ていました。確かに漫画家さんも商売でやっているわけで、還元されるのが一番良いとも言えます。
 オタクは作者に金を投げる習性のある生きものなので。

 とはいえ。
 何故そう思ったのかというと、昔はよく古本屋に行って漫画とか買ってたんですよ。
 今みたいに電子書籍をホイホイ買えるような時代でも年齢でもなかったですし、スマホの容量の関係もあって、電書を買えるようになったのはここ数年です。(よく考えればPC版もあったんですが……)
 近所に古本屋が数件あって、そこによく行ってました。今はもう個人店は無くなってブックオフしか残ってないですが。

 もちろん古本屋で買うこともありましたが、いま思うと立ち読み客も結構いましたね。時間つぶしにちょうど良いというか。漫画喫茶とかも同じような気がしますね。今とはまた漫画や小説に対する扱いみたいなのが違ったんでしょう。ありふれた娯楽ではあるけど、それ以上の域を出ないというか。
 それにもともと本屋にはよく足を運んでいたんですが、長く連載されている漫画だと、「最新作とその手前くらいは置いてあるけど、最初の方の巻が無い」みたいな現象が結構起きていた気がします。だから本屋で気になっても1巻が無い。今もたまにある現象ですね、小さい本屋だと特に。本屋にも限度はあるので。そういう時に古本屋に行くとあるから、最初の方はそっちで買うみたいな事もあったかと。安くなってるので一気に買えますし。

 電書が登場する前って、連載が終わると本屋に無いとか、注文しないといけないとか、気になるけど内容がわからない……みたいな事が結構あって。
 ただ古本屋に行ったからといって全部あるとは限らなくて、「1~2巻はあるのに急に5巻に飛んでる」みたいな事も結構ありました。

 思えば古本屋ってどういう採算してたんでしょうか。あんだけ立ち読みされて採算とれてたんですかね。ブックオフとかだとゲームやDVDもありましたが、個人でやってたようなところだと全然わかりませんね……。

 そういえば古本屋だけじゃなくて、子供の頃って、友人やクラスメイトから漫画を借りるみたいなことってよくあったと思います。まあ、それを考えると著者本人に「友達に借りて読みました」と直接言うのも失礼って事になるんですかね。ただそれも本人の中ではいい思い出になっている可能性もありますし、結局自分で全部集める切っ掛けになっていることもあるので一概に言えないですが。

 今後、紙の本が減るとそういう事もなくなるのかなと思う反面、漫画の売り上げ自体は上がってるみたいな話を聞いたので、今はスペースをとらない電書を気軽に買えるようになったのは大きいのかな~と。
 最近は紙では出さずに電書だけ、みたいな場合もありますし。
 小説書いてる身としては、やっぱり物理書籍というものへの憧れはありますが、このへん少しずつ考えを変えていっても良いのかもしれません。

 本は漫画や小説だけではないので古本屋は古本屋で役割があると思いますが、漫画に関してはちょっと変わっていくのかなと。

 今はkindle Unlimitedでも結構読めるので、もう心置きなく読めますね。
 あれも確か還元されていたはず……。
 古い漫画でも電書にしていただけていると、当時「読んでみたかったけどどこにもなかった」とか、「手放したけど久々に読みたい」みたいなのが結構あるので、セール中でも買っておきたいです。

 ちなみに私は、昔から気になってたけどどこにもなかった竹本泉先生の「ねこめ~わく」を電書で買ったら雰囲気に嵌まってしまって、そのあと他の作品も電書で買いました。もうだめかもわからんね……。

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