自分の就職活動を振り返ってみる。③
こんにちは、怠惰な優等生・樋口です。
前回まででサマーインターンに参加してみた振り返りをしていたのですが、
インターンに参加してその後どう就活を進めていったのか、について振り返っていきたいと思います。
自分の進みたい方向を考え始める(大学3年7月〜10月)
インターンに参加するのと並行して、自分がどんな会社に行きたいのか、いわゆる「就活の軸」を考えていました。
就活の軸、と言われると業界・企業規模・職種…などがパッと思い浮かびますよね。
結果的に私は「企業規模→業界→将来のなりたい像から逆算した職種」の順で考えがまとまりました。
まずは企業規模。
会社を規模という形から分類した時に、4つに分けられると思っています。
①大手老舗企業(企業規模が大きく、歴史が長い会社)
②中小老舗企業(企業規模はそこまで大きくないが、歴史が長い会社)
③大手新興企業(企業規模が大きく、歴史が浅い会社)
④中小新興企業(企業規模はそこまで大きくなく、歴史も浅い会社)
結果的には④の所謂ベンチャー企業を選びました。
それぞれ良し悪しがあると思っており、優劣はないと思っています。
ただ、人によってどういうところがより自分にとって良いのかは変わるので、そのためにしっかりみた方がいいと思います。
また、規模も歴史も自分の中でしっかり定義してくださいね。
世の中一般的には…みたいな指標はあると思いますが、自分にとっての指標が一番大事です。
日系大手企業とベンチャー企業ってどっちの方がいいの?
というのがわかりやすく疑問に思うし一番考えると思います。
私自身も考えたところです。
日系大手企業は組織としてとても優秀だと思っています。
会社の中で縦割りされており、カバーしている範囲が広いから1社の中で横串さして自分達だけでとても大きなお金を動かせるのが日系大手企業だと思っています。
その代わり、みんなで役割分担をしているので、自分が関わる範囲は狭いと思います。ただ、その道のプロになることはできると思いますし、教育体制的にいくつかの業務に携わってから自分の行く末を決めることもできると思っています。
少し長い時間をかけてでもその道でプロフェッショナルになっていきたいと思うならとても良いですね。
組織人になりやすいのも特徴なので、それも合わせて念頭に入れるといいと思います。
それに対してベンチャー企業は、大手に比べたら扱うお金の大きさは小さくなりますが、人数が少ないからこそ、全ての範囲を自分で行うことになります。
職種の範囲は基本的には超えないですが、営業も企画も雑務も全部ひとりで担当することもよくあります。私のいるWeb系の企業ではたまにデザイナーの代わりに画像を作ったりとかもします。職種の範囲超えてますね…笑
ちょっと物理的な原則に当てはめて考えてみましょう。
大手企業は生き物でいうと体が大きいので動くのが遅くなります。何か一つ新しいことをやろうとしてもちょっと時間がかかることが多いです。
ベンチャー企業は生き物でいうと体が小さいので素早い行動ができます。だからこそとにかく行動することを求められたりもします。
大手企業はノウハウが溜まっているからこそ、最適化された状態で型にはまって決められた通りに進めることができます。ただ、自分の頭を使う機会は減っていく可能性があります。
ベンチャー企業は歴史が短いからこそ決まりが少ない分、自分の頭を使って考えていくことが求められます。ただ、行動もしないといけないので、バランスが難しくなります。
物理的に考えるとわかりやすいですよね。
こうやってみたときに、自分がどういう形で働きたいのか、考えてみるとすごくいいのではないでしょうか。
私の場合はこう考えた際に、将来ゼネラリストになりたいと思っていたので、成果物の大きさが小さくても担当範囲が広い方がいいと思い、ベンチャー企業に就職することを決めました。
業界って色々あるけどどうやって考えたの?
世の中の就活生で、絶対この仕事につきたい!この業界に行きたい!と思っている人ってかなり少ないと思っています。
正直な話、私も例に漏れず、どの業界にいきたいとか決まっていませんでした。
そんなときに、本屋さんに行って業界地図を1冊、なんでもいいので買って全てのページを本気で読んでみました。
このときにポイントが一つだけあって、その業界に関してなんとなく自分の中でありかなしかを考えられると思うので、その時に理由を書き出してみることです。
これを全ての業界でやってみた結果、私の中では「有形商材に興味がなく、無形商材には興味を持つ」ということがわかりました。
その結果、私の中でみた方がいい業界は「広告業界と人材業界」という結果になりました。
もう一つ難しいですが、考え方があります。私はやりきることはできませんでしたが…
それは、自分自身がどんな風にお金を稼ぎたいのかということです。
単純に会社からお金をもらって稼ぎたい、という話ではありません。
各企業はそれぞれ誰かからお金をもらって売上を立てており、その売上から皆さんにお給料を支払っています。
そう考えた時にどういう風にもらったお金から自分の給料をもらいたいのか、ということを考えてみるのも一つの手です。
ただ、これを考えるために必要なのは、各業界のビジネスモデルの理解が必須になります。
ここが難しくてなかなか学生レベルでは理解できないのですが、それを各企業の社員の方から教えてもらって理解できるとなお良いと思います。
(広告業界と人材業界ならいくらでも解説できますよ☆)
最後に。
そんな感じで、秋頃までに私は「広告業界か人材業界のベンチャー企業で働きたい!」という答えが出ました。
でもまだまだこれでは企業を絞れませんね。
次回はそこから企業を絞っていったことに関してお話しして行きたいと思います。
今回ここまでしか書けないとは思いませんでした…。