1泊2日ペナン旅行①🇲🇾
1月にバスで行ったペナン旅行。もう4ヶ月以上前なのが衝撃的だ。
ペナンは私がマレーシアで1番気に入った場所だ。山あり海ありお寺あり。更に食べ物もとても美味しい。素敵なカフェや雑貨屋もある。
時期にもよるのだと思うが、その時はそれほど混雑しておらず、人混みが苦手な私と友人にとては心地よい時間が流れた。
この時が初めての外国人の友人との旅行だった。
1学期にできた友人で、韓国人のSは、憧れるべき存在でもあり、国籍関係なく、自分の感性で分かり合える貴重な友人だ。
Sをひたすらに讃える回も書こうかな、、
(まさかマレーシアに来て一緒に静かに映画を見れる友人に出会えるとは思わなかった、、)
朝のバスに乗り、6、7時間ほどかけてクアラルンプールからペナンに向かう。
難なく到着。
ペナンの中心地ジョージタウンには、英国植民地時代の名残を感じさせる街並みが広がる。
大学で東南アジアの交易の歴史を学んだが、ペナンはシンガポールやマラッカと並ぶ東南アジア有数の国際港だった地だ。
今回は行かなかったが、歴史ある国際港として、英国植民地時代の施設跡や、プラナカンと呼ばれる人達(マレーシアへやってきた各国の男性と現地のマレー人女性が結婚しその子孫のこと)の屋敷後など、歴史的な建造物も数多くある場所でもある。
まずは昼食から。
Teksen Resutaurant と言う、Sが目星をつけていた中華系のレストランにグラブで向かった。
チャーハンと豚肉を炒めたようなもの、オムレツ、そして野菜炒めを頼む。甘辛い豚肉は本当に美味しくて手が止まらなくなった。
「ビールに合う!」と言いながら水と一緒に頂いた。食べ物が美味しいと有名なペナン有数の中華料理屋。ペナンに行ったら must go です。
昼食を終えて、私が行きたかった 極樂寺(Kek lok si temple)に行くことにした。
少し遠いけど大丈夫かと言ったら、Sはカフェやレストラン以外に特にこだわりはないらしく、「どこでも行こう〜」という感じだった。
という訳で、この旅はSが食べ物担当、私が観光地担当となり、自然に役目が分かれてコースが決まって行った。
(彼女の優しさに甘えて今回は3軒もの仏教寺院に行った..)
ペナンの繁華街、ジョージタウンからグラブで約30分。
グラブのお姉さん、音楽にノリノリで鼻歌を歌いながら違うお寺に着いてしまった。どうやら私が行きたい寺院はここではないと指摘する。ソーリーソーリー、音楽を楽しみすぎてしまった、と軽く謝られ、気を取り直して目的地へ。
坂をかなり登ってようやく到着し、「もう少し遅かったら極樂寺はチャイニーズニューイヤーで人が一杯だった。いいタイミングで来たね」と言われ、ラッキーな気持ちで車を降りる。
極樂寺は広大な敷地に広がる、中華式のお寺だ。
本当に広大で、何棟も建物があって、それぞれの建物に石像や金色の仏像が幾つも並ぶ。
仏像から何まで金色の間には圧倒された。「そういえばこれが私の初詣だ!」と言うと、不思議そうに意味を聞かれた。Sには初詣の文化はないらしい。
私もSも無宗教とお互いに言っていたが、もしかしたら私は仏教徒と言ってもいいのかな、、
静かな場所を好むSはこのお寺も気に入ったようで、時々会話をし、長い道のりを黙々と進んだ。
とにかく沢山石段を登って、最後はお金を払いエレベーターで頂上に。
頂上には巨大な如来像があり、流石に中国は豪華で巨大な物を作るのが得意だな、と感嘆した。
タイミングが良かったのか、静かでほとんど人がいなかった。自然に囲まれた広大な寺院。別の世界に迷い込んでしまったかのような不思議な空気を感じた。
寺院巡りを終えて楽しみにしていたおやつの時間。
これもまたSの調査済みのカフェに行く。
一軒目はフルーツメイドという、名前の通りフルーツベースのドリンクやデザートを売っているカフェ兼フルーツモチーフの雑貨屋だ。
間違えてLサイズのグレープのドリンクを頼んでしまい、あまりにも大きいドリンクを手に持ちテーブルに来た私を見て、Sは愉快そうだった。(写真では分かりづらいが、自分の顔くらい大きかった)
巨大なグレープジュースは、中に本物の葡萄が入っていて、美味しかった。
Sは南国フルーツ(名前を忘れてしまった)ベースのアイスクリームを頼んでいて、味はあんまりだと言った。韓国の人だからか本人の気質なのか、良い悪いという感想に関してSは嘘をつかない。
「この店も友人勧められたのか」と尋ねると、「いや、ここは自分で調べたの」と苦笑混じりのSの返答。
ネットで発見し見た目に惹かれたカフェに行くと、往々にして見た目の良さと味がフィットしないことがある。
閉店間際でお客さんは他に誰もいなかったが、お店の人に勧められるまま雑貨屋も見ることにする。
店員の推しに弱い私は、自分なりの防御策としてあまり商品を見過ぎないようにしたが、Sはしっかり意思表示をする人なので(羨ましい)、あれこれ吟味してお土産を購入していた。
2軒目は Sの友人お墨付きのmugshot カフェ。
人気店らしく、かなり人がいた。
クリームチーズベーグルが美味しかった。
こうして1日目は静かにお寺とカフェを巡り終了。
4ヶ月前のことだが、写真を見返すと昨日のように明確に会話の内容まで思い出し、先に韓国に帰国してしまっているSが懐かしくなった。
お互いおばあさんになって、またあの大きな寺院に行って、もう少し立派なブレスレットを買えたら素敵だ。
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